1人1人が主役の学校

  • Vol. 1631 : 2018/03/19

湘南学園中学校共学校

小田急江ノ島線「鵠沼海岸駅」、江ノ島電鉄「鵠沼駅」から徒歩8分。
閑静な住宅街を抜けたところにある湘南学園
先日、その湘南学園に進学した卒業生(男子)が、教室に遊びに来てくれました。

彼が日能研に通っていた時のことを思い起こすと…
クラスの中でも決して目立つタイプではなく、また質問をするにしても自分から先生に声をかけることができずに帰ってしまうという子でした。
そんな彼が遊びに来てくれたときに、彼の成長を感じたこと。
それは、「自分からどんどん話してくれる」 ことでした。
当時は、こちらから話しかけてもあまり言葉が出なかった彼が、自分から近況を始め、いろんな話題を提供してくれるのです。

そんな彼の成長に、私は
「ずいぶん話すようになったね。どんな学校生活を送っているの?」
と聞いてみました。すると彼はこんな話をしてくれました。

「まずは、学校がとても楽しい。あの頃(小学生の時)の自分は、悪いこと(怒られるんじゃないか、失敗したらどうしよう)ばかりを考えていたのだけれど、今は先生たちがいろんなことに思いっきりチャレンジさせてくれるから楽しい。そんな環境があるから、結果を気にすることなく、いろんなことをやってみたくなるんだ。」


湘南学園は、「生徒が主役」 を大切にしている学校です。
私の知っている湘南学園に進学した子どもたちの多くは、教室の中でもひかえめで穏やかな性格の子たちが多いように思います。
しかしそうした子たちが、自分のやりがい・居場所を見つけ、主体性を身につけて卒業していく子たちが多いという印象があります。
そして、そんな彼らを近くで見守り、サポートしてくれている先生方との距離感も絶妙なのでしょう。

彼が今年1年で一番頑張ったことは、「海をきれいにする」 というプロジェクトに参加したことだそうです。
これは、湘南学園が大切にしている教育 「湘南学園ESD」 の一環として行われたプロジェクトです。
彼のプロジェクトは、クラウドファウンディングを利用して、目的を達成するための活動資金を集め、持続可能な社会の開発に貢献する活動を行い、クラスの仲間たちと協力して目標達成のために奔走したそうです。

これから彼ら・彼女らが活躍する社会で求められる 「主体性」 。
「主体性」 を育む教育が、湘南学園では確かに実践されているのだと感じた瞬間でもありました。



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