我が母校、鶴見大学附属中学校

  • Vol. 1629 : 2018/03/15

鶴見大学附属中学校共学校

日能研の教室には、よく卒業生が遊びに来ます。
先日も、鶴見大学附属に進学した女子生徒が、わざわざ会いに来てくれました。
彼女は卒業を間近に控えた高校3年生。大学進学が決定していたので、その報告も兼ねて遊びに来たとのこと。
中高6年間の思い出や、日能研時代のこと、いろいろな話を聞かせてくれる彼女に、私は以前から鶴見大学附属について気になっていたこと尋ねてみました。

「ホームベース・教科エリア型の校舎って、どうだった?」

ホームベース・教科エリア型とは、従来のホームルーム教室で授業を行うのではなく、HB(ホームベース)と呼ばれる教室を包み込むように設計された、専門の教科教室に生徒が自ら移動して学習を進めるシステムのことです。
各教科に適した環境で学べる、というメリットのほか、生徒が自ら教科教室に赴くことで前のめりに学ぶ姿勢を育むという狙いがあります。

「教科専用の教室で学ぶというのは、自分を変えるきっかけになった。」と彼女。
「初めはあまり興味がなかった教科が好きな科目に変わったのも、専門の教科教室で先生からマニアックな話を聞いた影響かな。」

「だけど、10分間の休み時間で教室を移動するのは結構大変」
「まるで民族大移動。みんな一斉に移動するから、部活動の先輩後輩とすれ違う時は、そこらじゅうで“こんにちは!”と挨拶のラッシュ(笑)。」

なるほど。
同学年はもとより、異学年との交流も多いのは、部活動に参加する生徒が多く、そして自主的な活動を重視する鶴見大学附属なら、何ら不思議ではありません。
話題が部活動に移り、ひとしきり盛り上がった後のこと。

「私が友達との関係に悩んでいた時に、そっと見守り、そして力を貸してくれたのも、部活動の先輩だった。こんな人に私もなりたいって思った。だから自分が先輩という立場になっても頑張れたし、何事にもあきらめない心を育てることができたのも、ここでの6年間、そこで出会った先生や仲間たちがいたからこそ。」

「本当に、鶴見大学附属は私の母校ですよ。」


そう笑った彼女の顔は、6年前の面影を残しつつも、何故だかとても大人びて見えました。

「うちの学校の一番の自慢は、生徒です。」
以前、鶴見大学附属の先生が仰っていた言葉を思い出している私に、彼女からこんな言葉が。
「私、教員を目指しているので、日能研で学習ピアサポーターやるから!」
えーっと……。まだ面接もしていないし、採用するとも言っていないのですが……。
でもまあ、いいか。今のこの時間が、面接みたいなものだし。
6年間、「自分を育てること」に精一杯取り組み、そして自分が学んだ学校を母校と言い切れる彼女であれば、
今、日能研に通う子ども達と、きっと何かを共有できるはず。

END


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A.m

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