異文化交流、NZ生ホームステイのホスト

  • Vol. 1612 : 2018/02/15

渋谷教育学園幕張中学校共学校

先日、渋谷教育学園幕張中 …通称:渋谷幕張 または 渋幕(シブマク)… に進学した卒業生 (中3女子) の保護者の方と、お話しする機会がありました。

渋谷幕張では「 国際人としての資質を養う 」 ことを教育理念の1つとして掲げています。
そのため、在校生の海外留学のほか、海外からの留学生の受け入れも積極的に行っています。このような活発な海外交流の一環として、昨年9月に2週間ほど53名のNZ生のホームステイを受け入れました。

その留学生のホームステイ先、すなわち、
ホストファミリーになって、NZ生と一緒に生活をした、というお話を伺いました。

留学してきたのは、12歳の女の子。
身体は大きな子だったそうですが、はじめての海外で疲れやホームシックからしばらく体調を崩してしまったらしく、病院に連れていくなどハプニングもあったようです。
体調が戻ってからは、昼間は元気にインターナショナルスクールや近所の小学校に通い、習字や折り紙など日本の文化にふれるプログラムに参加し、午後からは渋幕生の家庭で日本の生活を初体験する日々がはじまりました。
英語しか話せないので、家庭でも英語で会話をしていたそうです。
普段の暮らしでは電車にも乗ったことがなかったというNZ生。日本に来てかなりのカルチャーショックを受けていたようです。プログラムの中でも両国国技館や東京タワー、浅草、アメ横、日本科学未来館など観光していたようですが、今回話を伺った保護者さまは、休みの日に他のNZ生数名 (数家族) と一緒に新宿の忍者からくり屋敷に遊びに行った時のことが、とても印象に残ったそうです。
歌舞伎町のゴジラを見て大騒ぎするNZ生たち。ふぐ料理店の大きな水槽や道ばたのカラスの群れ、大きな音を出す右翼の宣伝カーまで…
見るものすべてが珍しく、楽しそうなものに映ったらしく、片っぱしから写真に撮っていたそうです。
100円ショップではおにぎりのキーホルダーや扇子を買い、夜は自宅前で日本の花火をすると大はしゃぎ。
回転寿司にも連れて行きましたが、生の魚は一切食べずハンバーグとポテトばかり食べていたとか(笑)。

一方、NZでは水が貴重らしくとても大切に扱っていたり、プレゼントをラッピングするという習慣がなかったり…
留学生を受け入れた日本の保護者がびっくりするような発見も色々とあったそうで、まさに異文化の交流が目の前で行われた時間だったそうです。

フェアウェルパーティーでは、NZ生の 「 ハカ 」 という民族ダンスに、渋幕生は 「 恋ダンス 」 を披露して盛り上がり、お別れの日は涙があふれて止まらなかったとか。
茶色い髪と青い目の少女も、心の通じる同じ人間だということを改めて強く実感したそうです。
渋幕生はもちろん、その保護者も、 「 自分たちにとって当たり前のことが、世界では当たり前ではない 」 ということが学べた貴重な経験だった と話されていました。

来月3月には、その少女の家庭にホームステイする予定の渋幕生。
逆の立場で異文化に触れてくることを、とても楽しみにしているそうです。


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トキヤ

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