“男子”も“女子”もお互いを認め合う

  • Vol. 1613 : 2018/02/17

神奈川大学附属中学校共学校

グラウンドでは、ソフトボールの試合形式のゲーム。
男子がボールを投げ、女子が打つ―。
女子がボールを投げ、男子が打つ―。

それが神奈川大学附属中学では日常の光景です。

JR横浜線・横浜市営地下鉄「中山駅」から徒歩15分。相鉄線「鶴ヶ峰駅」からバス20分。
広大な敷地に建つ神奈川大学附属中学校

男女共修で有名な学校ですが、その徹底ぶりは、訪問するとひしひしと実感します。

先ほどのソフトボールの試合でも、男子と女子は一緒。ルールはその時の状況に合わせてみんなで決めます。
「1塁までの距離を変える。」
「女子はワンバウンドで取ってもアウトになる。」
その時に決めるので毎年ルールは違うとのこと。

男子と女子が、お互いの違いを認め合い、違うからこそどうすればいいか考える。
自然と男女という垣根を超え、尊敬しあう心が育っていくと感じました。


家庭科の授業でも、プログラミングの授業でも、技術・美術の授業でも一緒。
男女がいる、という環境をどのように活かしていくのか。
一見授業効率が悪いように見えることが、むしろ子どもたちにとって考える材料になる。
「私学ならでは」 の大きな取り組みだと感じました。
人気の理由も納得です。

ふと図書館を訪れると――3畳ほどの “畳” が敷かれているスペースで、男子生徒が日向ぼっこをしながらゴロンと寝ていました。
他の人の目を気にすることなく――。
そんな伸び伸びと学校生活を満喫している姿を横目で見ながら、「私学っていいな」 と感じながら学校をあとにしました。


≪神奈川大学附属中学ホームページへのリンク≫

D.S

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