一人ひとりを大切に、伸ばす教育…OnlyOne教育

  • Vol. 1522 : 2017/08/29

聖学院中学校男子校

駒込にある、キリスト教(プロテスタント)の男子校、聖学院中学校
キリスト教清新に基づく「人間教育」を教育の柱の1つと掲げています。
教育理念は、
“ナンバーワン教育ではなくてオンリーワン教育”
そしてそれは、
“オンリーワン フォー アザース(Only One for Others)”、つまり、“「他者のために生きる個人」の教育”
です。

(ちなみに、大ヒットとなった「ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」の歌が世に出る前から、聖学院は「オンリーワン教育」を謳ってきました。)


先日、学校の先生とお話をした時ににこんなことをうかがいました。

「入学した当初とても自信がなさそうにしている子も、男子だけで過ごしたり、教職員とのかかわったり、様々な体験の中で、生涯の友を見つけ、自分の目標となることを見つけると途端に人が変ったように勉強をしたり活発になるんですよ。」
ある子は、タイの研修旅行で、自分の生活とはかけ離れた生活を知り、そんな人達を助けることのできるお医者さんを目指すようになったそうです。

夢中になれるものを見つけた時の男の子のエネルギーの力強さについて話す先生の顔。
そこには子ども達への敬意や愛情が満ちていました。

それを見て、このような思いをもって接してくれる先生がいる学校なら安心して、信頼して子どもを託したいと私は思ったのでした。

聖学院では、毎朝の礼拝の時間はもちろん、糸魚川での農村体験、タイ研修旅行など…
さまざまな体験プログラムを実施し、子どもたちの感受性や好奇心をくすぐり、自分自身について考えるきっかけをつくっています。

通常の授業においても、子ども達の「知的好奇心」の芽を育てることを重視しています。
特に理科では“実験を数多く取り入れてきた学校”の歴史の流れから、6つの理科室を完備し、実験や観察を多く行っています。

また、先生達も授業研究や進路指導のための現状分析会や出願指導検討会など子ども達へのよりよいサポートができるように日々研鑽をつまれています。

子ども達の可能性や個性の豊かさを信じ、伸ばそうとする聖学院。
「キリスト教!?」「男子校はちょっと…」と最初から敬遠してしまわずに、ぜひ一度足を運んで、聖学院中学校の“今”を見ていただきたいと思います。

KK

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