カトリック女子伝統校ならではの魅力

  • Vol. 1501 : 2017/07/21

清泉女学院中学校女子校

清泉女学院の学校説明会に行ってきました。

1512年北条早雲により築城された玉縄城跡に建てられたという清泉女学院
大船駅からバスで坂を上がった高台にあり、広大な敷地と豊かな自然に恵まれた、静かで落ち着いた環境が魅力です。

カトリックの伝統校ですが、グローバルな視野に基づいた語学研修や模擬国連への参加、多言語学習プログラムなど、今の時代にあった様々な取り組みも行っています。

しかしながら、私が一番印象に残ったのは、清泉の伝統である「心を育てる」教育でした。

この「清泉の心」は日々の積み重ねを大切にすることから育まれていきます。

たとえば中・高合同で実施されるクラブ活動や、全校縦割りのクラス対抗で行われる体育祭で、仲間を信じ団結する経験を通して、「他者との信頼関係」を築いていく。
また老人ホーム訪問や募金活動、清掃活動に取り組むことを通して、他者や周囲に心を配る「福祉の心」を育む。

このように清泉には、“心の土台”をつくるための様々な活動があります。
そこにはリーダーとして前にどんどん出るような人を育てようというよりは、集団生活の中での小さな成功体験を積み重ねることで自らの役割に気づくことができる、他者を受容し、他者と協働できるような人を育てたいという学校の思いが感じられました。

とかく「自分」「自分」となりがちな昨今。
自分のことだけでなく、“他の人のために生きるという他者への深い愛情”
またそこから生まれる“広い視野と高い志をもった女性”が世の中にでていくということは、なんと素敵なことだろうと思いました。

この日はあいにくの雨でしたが、カトリック女子伝統校ならではのよさを感じられた有意義な時間となりました。
みなさんもよければぜひ足を運んでみてください。

たまきち

ページTOPへ