大学附属だからこそ

  • Vol. 1495 : 2017/07/09

中央大学附属中学校共学校

先日、中央大学附属中学校に行ってきました。
中央大学附属中はJR中央線武蔵小金井駅からバスで約6分、西武新宿線小平駅からバスで約12分のところにある中学校です。
中央大学に附属しており、多くの子が中央大学へと進学する、人気の大学付属校の一つです。
大学受験がないからこそ、受験のためではなく、社会に出て活躍できる『真の能力』を育てることを目標とし、日々先生方が熱心に授業をされているとお話を聞きました。

その取り組みの中で、最も興味深かったのが、多読を目的とした『課題図書』でした!
中央大学附属中では、中学校3年間で60冊、高校3年間で100冊の本を、課題図書として読みます。その課題図書は、日本文学、外国文学、評論、歴史、芸術、社会、経済、化学のようなジャンルもあれば、ミステリーやSF、話題の文芸作品まであり、多岐にわたったラインナップとなっています。
私自身の中学時代を思い出してみると、読書はたくさんしていましたが、読む本は作者が偏っていたり、ジャンルが偏っていたりしたものです。
しかし、中央大学附属中では、「幅広いジャンルの本を読むことを通じて、読書の楽しさを知り、豊かな教養を身につけるとともに、思考力・判断力を育てていけるように」と考えて、課題図書を設定しているようです。

また、図書館も見学をさせてもらいました。
図書館にはなんと18万冊の蔵書があります!(他の私立中学校の蔵書は4~5万冊のところが多いです。)
図書館を利用しての調べ学習も多く、図書館の本館のメインスペースでは、3クラス同時に授業を実施しても、広々と授業が受けられるつくりになっています。
なんと壁面にはスクリーンもあるので、映像を見ることも可能とのこと。私が見学した日も、中学生がグループで調べ学習をしていました。
(余談ですが、グループワークをしている中学生が、日能研のノートを使って、調べたことをまとめていました!
卒業生だと思い、嬉しくなりました!)

そして、そんな魅力的な図書館の中でも、『大学附属中学校だからこそ』の図書館のポイントをご紹介します。
それは『大学の図書館と椅子が同じ』ということです。
大学に学び進んでいった後も、中学校高校と同じような環境で落ち着いて学ぶことができる点も、素敵ですね。


7月15日にはオープンキャンパス(体験授業)の実施もございます。
恵まれた環境の中で、子どもたちがどう学んでいくのかイメージのわく貴重な機会です。
予約制となっておりますので、ご予約の上、ご参加ください。

むさこ

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