自立のためのプログラム

  • Vol. 1492 : 2017/07/03

専修大学松戸中学校共学校

先日、専修大学松戸中学校を訪問する機会がありました。

中学校の教頭を務めていらっしゃる平井先生にお話をうかがったのですが、そのなかでいちばん印象に残ったのが、アメリカへの修学旅行のお話です。中学3年生が13日間、ネブラスカ州で過ごします。
これは単にアメリカへ行くというだけではなく、「パスポートも自分で管理をするし、食事も自分で考えさせ、洗濯も自分でさせる。これは自立のためのプログラムなのです。」という先生のお言葉が熱く響きました。

専修大学松戸中学で、生徒は、アンビションホールという英語教育専用の校舎での授業/全員での英語検定へのチャレンジ/ネイティブの先生といっしょに食事をしながら(ネイティブの専任の先生が7名いらっしゃいます)会話を楽しむ「ランチタイムアクティビィティ」/姉妹校であるラックス中学校との交流などを通して英語の力を磨き、この修学旅行を目標に頑張ります。
保護者のかたも、費用の積み立てや4回にわたる保護者会を通して準備を整えてくださるそうです。
また、修学旅行先でのサマースクールや、ホームステイについて、「訪問先であるラックス中学校が、本校のやりたいことを本当に良く理解してくれている」とのことで、学校、保護者、姉妹校が連携して子どもたちの学びを支えている様子がよくわかりました。「修学旅行に対する生徒や保護者の満足度も、非常に高いんですよ」と平井先生はおっしゃっていました。

今年の中学3年生も、まもなくネブラスカ州へ向けて出発します。修学旅行から帰ってからは、ノン・ネイティブスピーカーとの交流を通して、スピーチやプレゼンテーションのスキルを学んでいくそうです。「行って帰ってきておしまい、ではなく、帰国後もきちんとプログラムを用意しています」とのこと。

「修学旅行の話になるとね、私、話が止まらなくなっちゃうんですよ」

平井先生の笑顔から、子どもたちの英語力だけではない自立に向けての成長を楽しみにしているお気持ちが伝わってきました。

教室スタッフ/A

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