健全な身体が、健全な精神を養う。

  • Vol. 1455 : 2017/04/24

栄光学園中学校男子校

イエズス会の理念は、一言で言えば現場主義に尽きる。
現場主義者はまず肉体を重視する。
強靭な肉体を持っていなければ、現場という過酷な場所を生き抜くことは、絶対にできないからである。
そして、われらが栄光学園も徹底した肉体主義であった。

『日本人はどう住まうべきか?』養老孟司・隈研吾著 あとがきより

栄光学園の日常である中間体操は、栄光学園の理念の中の一つ
「AGERE CONTORA(アジェレ コントラ)」の〝反対に振る舞え″につながるかもしれません。
2校時と3校時の間に、上半身裸でラジオ体操をします。
今の時代にそぐわないと言われるかもしれませんが、あえて行うことで、
心の強さと身体の強さの両面をつくっているのではないでしょうか。
新校舎は3階建てから2階建てとなり、中間体操を行う中庭からは、
空が一面に広がり、空とつながっている感覚を持ちます。

大地から近い教室は、休み時間になればすぐに外へ出られます。
仲間と身体を動かし、長い休み時間になれば、山に入って遊ぶこともでき、広大な自然は学びの宝庫です。
「身体を使って考える。身体を使って仲間と考える。」
まさに、身体を動かすことを大切にする栄光学園の学習スタイルに相応しい環境です。

実は、この新校舎完成までの道のりは簡単なものではありませんでした。
2010年の構想から、2011年の東日本大震災で中断、
2013年に東京オリンピック開催決定による資材の高騰、今できることの最良を考え、
解決し、2017年新校舎完成へとつながったのです。
こうして出来上がった背景を持つ校舎の中で、これからも、どんな困難にも立ち向かえる心、
広大な自然がある環境でつくられる身体、
仲間や先生と語らい教科教育の中で柔軟な頭をもつ子ども達が育まれる…。
不確かな時代の今、栄光学園が目指す『人に仕えるリーダーを育む』最高の場所であると言えるでしょう。

ぜひ、5月13日(土)・14日(日)で行われる栄光祭で、
実際に新校舎の雰囲気を自分の肌で感じていただきたいです。
他にも
知の汽水域と先生方が呼ぶラーニングスペース
広大な校庭を見渡す展望室
仕切りのない職員室
仲間と語らい、先生と生徒がコミュニケーションしたくなる環境が随所にあります。
自分のお気に入りの場所を探しに行くというのも、私学と出会う楽しみの一つでしょう。

おぎゃりん

開放感のある入口。

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