清掃から学ぶ環境教育

  • Vol. 1451 : 2017/04/16

鎌倉学園中学校男子校

突然ですが、「けんちん汁」の由来、ご存知ですか?
鎌倉にある建長寺で修行僧が作っていた精進料理、
「建長汁」が訛り「けんちん汁」になったそうです。(諸説あり)

今回、その建長寺に隣接している仏教系の男子校、鎌倉学園についてのコラムです。
北鎌倉駅から徒歩13分、史跡の古都鎌倉の緑の山々に囲まれた本校、
実は鎌倉駅やその先の海岸へも学校から徒歩圏内となります。

鎌倉学園では環境教育の一環として、毎年、『クリーン鎌倉』、『通学路定期清掃』を行っています。
クリーン鎌倉』では由比ヶ浜や材木座海岸へ生徒が出向き、海開き前の砂浜のゴミ拾いをしていきます。
卒業生に話を聞くと、クラスごとに清掃エリアを区切り、
クラスの仲間と分別用のゴミ袋で手分けしながら数時間、
砂浜をくまなくゴミ拾いを行うそうです。
プラスチックやペットボトル、缶などの“海岸ごみ”や
発泡スチロールや流木などの“漂流ごみ”を短時間で多く拾い集める中、
たまに自転車や看板、ボールなどの変わったゴミを拾うこともあるそうです。

クラスの仲間と共に分別の仕方で悩んだり、
大きなゴミを運ぶのに協力するなど、
汗をかくことを通して環境について考えたり、
自分自身の行動を見つめ直すきっかけになっている
んだなと話を聞いていて感じました。

『礼儀廉恥』を校訓としている本校、実際に体験する機会を大切にしており、
清掃活動以外にも、座禅や農村生活体験など、人間性を深く心豊かに養う学校行事が盛りだくさん!
ぜひ鎌倉へ足を運んだ際には建長寺隣の鎌倉学園を覗いて
活き活きと学び活動している生徒の様子をみてください。

ジョニー

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