入試問題を通して気づいた魅力

  • Vol. 1450 : 2017/04/14

渋谷教育学園渋谷中学校共学校

3月30日、入試を終えた6年生たちが約2カ月ぶりに教室に集まりました。
お互いにどこの学校に進学を決めたのか知っている子もいれば、知らない子もいて。
一人ひとりが一緒に過ごした仲間とお互いを認め合う、そんな時間になりました。

そこで改めて自分が魅力を感じた学校とは・・・と話を聞いてみると、さまざまな返事が返ってきました。
そのなかでも、渋谷教育学園渋谷中学校について熱心に話してくれた子とはこんな話をしました。

過去問に取り組み始めたころ、第一志望はどこなのか、本人に尋ねてもあいまいな返事ばかり。
志望校のその選択の理由を聞いても答えは「場所?」「行ってみて面白そうだと思ったから?」など、
自分でもあまり具体的な言葉にできないという感じで他の学校と迷っていました。

そんな様子だったのが、あるときからまったく表情が変わったのを今でもよく覚えています。
「どうしても“しぶしぶ”に行きたい!」と言いだしたのは、何年分か過去問に取り組んだあと。

どうして?と理由を尋ねると、目をキラキラさせながら「入試問題が面白いから」と。
「どの科目も入学したら入試問題みたいな授業が受けられるのかなって思ったら、絶対楽しいし、行きたい!」

化学分野はあまり得意じゃないと言っていた理科だって、
「カラスとかもそうだけど、チョコレートの出てくる問題とか
 何これ!?みたいなことを考えるのすごい面白いし、
 問題解いてわかったこともたくさんあるんだよ!

と止まらない止まらない・・・!
解きなおす時間が楽しかったり、家で何回も読み直してしまったとか。

学校説明会や授業体験(見学)に行くこと、学校の先生や通っている先輩と話をすること、
それに加えて入試問題に触れるということが、自分の気持ちを高めてくれたそうです。

入試問題には、学校の先生たちの思いがたっぷり詰まっています。
入試問題を通してさらなる魅力に気づく、そんなスタートも多くあるのかもしれません。

やまとん

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