寄り添いながら成長を見守ってくれる学校

  • Vol. 1427 : 2017/02/18

文京学院大学女子中学校女子校

駒込駅から歩いて10分ほど閑静な住宅街を歩くと見えてくる文京学院大学女子中学校。
学校説明会に参加した時のことを少し、お話しようと思います。

足を運ぶたびに感じるのは先生たちの温かい雰囲気です。
校門の前から、先生が迎えてくださり、その後も案内板を出すのではなく、
それぞれの先生が迎えてくださりながら説明会の会場へ。
入学してきた子どもたちが自己肯定感を持てるように、頻繁に声をかけ、
「たった一人のかけがえのない存在だ」ということを行動で伝えていくのだと副校長の水上先生は言います。
また、出来たことに目を向けさせてあげられるよう、富士賞という制度もあります。
推薦を受け、成績だけでなく、生活面や相手への配慮など、
生きていく上で、人として大切なことができているかどうかというところを認めてあげるというものです。

そしてここでは女性教育を大切にしています。
ペン習字や華道などを含んだ礼法。
ほぼ毎月のクリーンキャンペーンでは自分たちが使用する場所をすみずみまで掃除していきます。
これらの取り組みの中で、女性としての自立を促しています。
また、英語教育としては留学制度があり、速読があります。
文京学院女子中学校には朝の時間に読書、ペン習字を行っていますが、
そのほかに実は運針の時間があります。
これは、ただなみ縫いが上手くなるためではなく、コツコツとひとつひとつの努力を積み重ね、
その努力が目に見えるような形で残ることを目的
としています。
これは文京学院大学女子中学校の教育理念である「勤勉さ」と、
校章にもなっている、富士山にもつながっています。
創立者の島田依史子は
「富士山は、ペースやかかる時間さえ違えど、老若男女が登れる山だ」
と言っています。
その富士山の頂上を目指すときにも、コツコツ、ひとつひとつの努力を重ねることで、達成できるのだと。
創立者の理念が、今もなお息づいているといえます。

知れば知るほど、魅力がどんどん出てくる学校だと感じました。
私が紹介しているものはほんの一部です。
みなさんも、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

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