「自分」 と 「他者」 に目を向けること

  • Vol. 1581 : 2017/12/23

洗足学園中学校女子校

今日も教室では、6年生が入試に向けて1日1日を大切に取り組んでいます。
そんな6年生の力になりたいと、学校帰りに立ち寄ってくれた洗足学園の先輩(日能研の卒業生)が、
突然のお願いにも関わらず、進学を希望している子たちと話をする時間をつくってくれました。


洗足学園に入学してから、学習面や部活にも力を入れる一方で、たくさんの学校行事を楽しんでいることを話してくれました。
中学校生活1年目は、入学前の不安はどこへやら、充実した日々を過ごしていると今までにないくらいのとびきりの笑顔です。


受験生に向けてということで、今の時期に受験生として大切にしていたことをふり返り、
「こんな状態だった、だからこうしてみたらうまくいった」という自分自身の経験を包み隠さず正直に話をしてくれました。

社会のメモリーチェックがなかなか進まなかったこと。
覚えようと思ったものをとにかくたくさんのふせんに書いて洗面所に貼っていたこと。
漢字を覚えようと授業の休み時間10分を利用していたこと。・・・・・・


6年生からの悩みや不安、質問に対しても、まずはどのようなことが言いたいのかをよく聞き、受け取ったことに対して自分の経験と合わせてアドバイスする姿に、大きな成長を感じました。
彼女は日能研に通っていたときからコツコツと自分のペースを保ち行動する子でした。
しかし『他者と向き合い、自分自身を表現する』 というところがどちらかといえば苦手な子だったからです。

“頼れるお姉さん”という感じでまるで先生のように、1つ1つを丁寧に受け取り返す姿は、
洗足学園の建学の精神である、≪謙愛≫…「謙虚にして慈愛に満ちた心をもち、社会に奉仕貢献できる人材を育てる」…を具現化しているかのようでした。


学校生活の中で日々多くの刺激を受け、「自分」というものをどのように表現していくのか、「他者」とどのように関わっていくのかを自然と学んでいるのだと思います。
そのことを伝えると少し恥ずかしそうにしながらも、「自分が洗足学園という中で成長している」ことを感じていると言ってくれました。
受験生のために自分が出来ることはどんなに小さいことでもやりたいという暖かい気持ちを持って接してくれる先輩がいることに心強さを感じた瞬間です。

ぜひ学校に足を運び、先生や在校生と直接話す機会を持ってみてはいかがでしょうか?
話すことで見えてくる在校生の様子・表情もぜひ参考にしてみてください。

みかん

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