ここから巣立つ、世界で活躍する女性科学者!

  • Vol. 1575 : 2017/12/15

普連土学園中学校女子校

先日、普連土学園を訪問し、先生からお話を聞く機会がありました。
その中で印象的だったお話しをご紹介いたします。

東京都港区三田に校舎を構える普連土学園では、生徒に様々な分野に興味を持ってもらうという目的で教養講座を開講しています。
お話の中で、 「Friends Fub」 という講座の紹介がありました。

「Friends Fub」 は、2016年4月に開講した、高校1年生・高校2年生で構成される、理科教員が放課後・
土曜日・長期休みに行う講座です。
具体的には、電子工作・プログラミング・ロボットの作成などを行っています。

生徒の、「ロボットのプログラミングをしたい。世界でプレゼンテーションをしたい。」という想いと、
その言葉を聞いた先生の想いがつながり誕生した講座だそうです。

先進国の中でも女性科学者の数が少ない国と言われている日本。
そんな中、
「Friends Fub」で研究を進めた生徒たちは、FLL JpanOpen(自らプログラミングしたロボットで
様々なミッション=課題にチャレンジする大会)に出場。
審査員特別賞を受賞し、デンマーク大会出場の切符を手にしたそうです。


また、通常授業の理科の実験も、単に回数が多いだけでなく、非常にきめ細やかに行われています。
ここでも、一人ひとりが主体的に参加できるよう、人数分の実験に使う器具・薬品等を、
先生がひとり分のセットを用意し、入念な準備のもと授業に臨むそうです。
理科の授業内での実験は、中学1年生から高校1年生の4年間で全員が120回の経験をしていきます。

全ての生徒が、自然科学の基礎(素養)を身に付け、論理的に思考できるようになること。
中でも理系に進む生徒には大学での専門的な学び、研究に対応するための土台と、強い探求心を身につけることを
目指し、授業を行っているとのこと。


この普連土学園から、世界で活躍する女性科学者が巣立っていくであろうことが期待された、
説明会の中でも印象的なお話でした。


今回の普連土学園訪問。
生徒のために、先生たちが行う細やかなかかわりが感じられた時間でした。
子どもの声が先生に届き、先生も子どもをじっくり見てくれる、そんなアットホームな雰囲気の学校です。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

みやっしー

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