鎌倉から、世界へ

  • Vol. 1568 : 2017/11/27

鎌倉女学院中学校女子校

鎌倉女学院を訪問してきました。

初訪問の今回、強く印象に残っているのは「地の利を生かした教育」です。
鎌倉という土地を活かした、学校独自の取り組みである 『鎌倉学』 が楽しそうでした。

グローバル社会に貢献できる人材になるために、中1・中2では「社会を知る」から始まります。
そこで始まったのが、「地域の人に支援される学校にしたい」との思いが詰まった 『鎌倉学』 です。

職業体験として、鎌倉市議会や鎌倉FM局などを訪問します。
ここで大切なのは、“知らない職業を調べて”“自分でアポイントメントを取る”こと。
自主性が育つ仕組みがあります。
鎌倉付近の情報交換を細かにできる、私学ならではの強みも活きていると聞きました。

さらに地域の協力があるからこそできるのが、
『鎌倉インタビュー/ガイド』 です。
鎌倉の街を訪れている海外からの観光客に、英語でインタビューをするそうです。
中1・2はインタビュー、中3は観光ガイドも行うというのですから、すごいです。


最初はさすがにモジモジするそうですが、2・3人目ともなれば、積極的に話しに行く生徒がほとんどと聞きました。
学校で習う英語を、実践的な経験にできる素晴らしい活動だと感じました。

鎌倉から始まり、日本を知り、そして世界へ。グローバルに活躍する人間に育つ。
私学だからこそできる特色と、学校の目的が伝わります。

さらに特筆すべきこと。
それは、すべてのプログラムにおいて、実践して終わりではありません。必ず自分の経験をまとめて発表をする。プレゼンの力が常に、自然に培われています。

いまの校舎になって10年になりますが、とてもとてもきれいです。
大切に扱っていることを感じるし、掲示物も整えられていています。
居心地の良い場所でした。

なみだぽろり

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