皆勤賞・精勤賞の多い学校

  • Vol. 1558 : 2017/11/07

明治大学付属中野中学校男子校

中央線沿いにある、春には桜のきれいなロケーションの明治大学付属中野中学校
(以下、 通称 「 明中…メイナカ 」

新しくなった校舎の壁面では、垂れ幕がはためいて部活動の全国レベルでの活躍を誇らしげ知にらせています。
明治大学の付属校唯一の男子校は、部活よりも勉学、勉学よりも人として礼儀・規律を重んじる学校として、東中野で創立90周年を迎えようとしています。

先日学校説明会に参加したのですが、お話を伺う中で印象に残ったのは、「明中は、6ヶ年皆勤、6ヶ年精勤が多い学校である」ということです。
6年間、学校を休まずに通うというのは、かなり強い意志がいることだと思ったからです。


皆勤、精勤の多い要因は何だろう。
在校生の様子を見ながら考えたのですが、先生と生徒の距離が近いことにあるのではないかと思いました。
朝の「おはようございます」、先生とやり取りをした時の「ありがとうございます」「失礼いたします」、帰りの「さようなら」といった挨拶。
明中は、これを入学後から“人としての礼儀の一番の基本”として生徒ができるように、関わっていきます。
朝の挨拶は、校長先生が自ら校門前に立って声をかけておられますし、挨拶がきちんとしていない生徒は、先生だけでなく、先輩からも指導が入るとか…(先生と生徒だけでなく、先輩と後輩のつながりの強さも、この明中の魅力だと思います。)

実際に在校生も、挨拶を通して、生徒と先生、後輩と先輩の距離が近づくと語っていました。
挨拶という決まった言葉のやり取りがきちんとできるようになると、そこから派生して、挨拶以外の交流も活性化するのではないでしょうか。


挨拶というコミュニケーションツールを使って、先生・先輩との関係性を築き、勉学も部活も、メリハリを持って取り組むことができる。その結果が、勉学はもとより、部活動の活躍にもつながっていると感じます。
仲良く、団結力がある。男だけだから、男同士、本音で話し合える。大学の学びに触れる機会を持てる付属校の色もあれば、全員が明大に進学できる訳ではないので進学校の色もある。学びの習得が上手くいっていない場合には、先生がとことん補習に付き合う。運動部が多いが、文化部も個性豊かなので自分の活躍の場を必ず見つけられる。
学生として当たり前のことを、当たり前に過ごすには、明中には十分な環境が揃っています。

在校生によるトークを聞きながら、明治大学付属中野中、通称 「 明中(メイナカ) 」の人気は、大学付属校という以外にもたくさんあるのだと感じられた説明会でした。

TBT

ページTOPへ