自調自考

  • Vol. 1553 : 2017/10/29

渋谷教育学園渋谷中学校共学校

先日、教室に渋谷教育学園渋谷中の中学1年生が遊びに来てくれました!
日能研卒業後もよく遊びに来てくれる生徒で、友達のことや自分の近況報告を話してくれることが多いのですが、
今回は学校の話をにこにこと楽しそうに語ってくれました。
その中で印象に残ったことをお伝えします!

◆校外研修(※)

中学1年生は「鎌倉研修」に行くそうです。
同校の特徴は、決められた場所を皆で回るのではないということです。
班ごとに、鎌倉のどこに行くのかを決めてから研修に行きます。
研修から帰った後は、班ごとに、どのようなところに行き、どのような体験や学びがあったかを発表するとのこと。
研修の場所だけ決まっていて、後は全て生徒たちが考える。


中学1年生から生徒主体で行動することを実践しているのだと感じました。

※「校外研修」という言葉
渋谷教育学園渋谷中では、「遠足」という言葉を使わず、「校外研修」という言葉にこだわっている。
そんなお話を、以前先生から伺ったことがあります。

「遠足」というと、「お楽しみ」「ただ行くだけ」というイメージ。
同校では、【事前学習】(行き先やテーマの決定/現地の情報収集など)→【当日】→【事後学習】(体験したこと・学んできたことの発表、レポート等にまとめる)という一連の流れを、どこに「校外研修」に行くにしても行っています。
「遠足」=お楽しみ、ではなく「校外研修」=「校外での」「学びの機会」としている。
そんな同校のこだわりが、この言葉に表れています。

なお同じ系列の渋谷教育学園幕張中でも、当然のことながら、「校外研修」という言葉を使っています。

◆夏休みの英語の課題
夏休みには、英語の本を作るという課題が出たそうです!
本の内容は自由、何ページでも良いとのこと。彼女は苦戦したそうですが、とても印象的な課題となったようです。
どんな本が集まったのか、生徒たちの作った本を読んでみたいと思いました。

渋谷教育学園渋谷中の教育理念は「自調自考」。
今回、彼女から聞いた話の中に「自調自考」がいたるところに行きわたっているのだなと感じました。
校外研修というイベントから、英語の課題という日常の場にまで…
大切な教育理念を軸に教育を展開しているからこそ、生徒たちが主体となって行動する自由闊達で元気な雰囲気が生まれてくるのだなと思います。

渋谷教育学園渋谷中で、今後彼女がどんなふうに成長をしていくのかが楽しみです!

いちご

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