図書館から感じる私学の学び

  • Vol. 1409 : 2017/01/30

桐朋中学校男子校

先日、桐朋中学校を訪問しました。
中高6年間を通じて「学問的な体系」を大切にした学びを実践している桐朋中学校。
専門性の高い教員も多く、授業の傍ら学術研究をしている教員もいるそうです。
そんなアカデミックな桐朋中学校の象徴ともいえるのが「図書館」です。

先日の訪問では、先生方も一押しのこの図書館を見学させてもらいました。
そこで驚かされたのが、その蔵書の数です。
聞くとなんと蔵書数は6万5000冊!
公立中学校の平均蔵書数は約1万冊と言われていますから、
その約6倍の蔵書を有しているのです。
もちろん、ラインナップも中学入試にも出題されるような物語から、
大学図書館にあるような専門書まで多種多様。
さらには、そんな多くの蔵書によって圧迫感が生まれないよう、
書架の配置も工夫
されているそうです。
また、図書館の窓一面が森に面しているため、特に新緑の季節などは美しい緑に包まれて、
自習をしたり、本を読んだりできるそうです。
本の充実だけでなく、設備までも整えられた図書館を目の当たりにし、
「見学」のはずが、このまま居座りたくなったほどです。
こんな図書館が毎日使えるなんて、在校生たちが本当にうらやましくなりました。
桐朋中学校の図書館は大学図書館さながらといっても過言ではないでしょう。

桐朋中学校を訪れた際には、可能であればぜひ図書館をのぞいてみてほしいと思います。
そうすれば、桐朋中学校のアカデミックを感じられるのではないでしょうか。
ちなみに、図書館が充実している私学はほかにもたくさんあります。
学校見学の際、図書館という視点から、
その私学が大切にしている学びを感じ取ることもできるかもしれません。

まっちゃ

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