女子の学び舎

  • Vol. 1408 : 2017/01/29

普連土学園中学校女子校

近年、「男女が一緒にいることが自然」という考えが増え、共学人気が高まる中、
今まで男子校女子校だった私立中学がどんどん共学化しています。
そのような風潮のもと、あらためて女子校ならではの良さとはなんでしょうか。

カリキュラムや学校行事のすべてが女子向けにつくられている
先生や卒業生など、大人の女性のロールモデルが豊富である
共学校なら男子がすることも女子が自分たちでやることができる

・・・など、たくさんの良さが考えられますが、
「学校施設の全部が女子向けに考えられている」ことも女子校ならではの魅力だと思います。
この「女子向けに考えられている」施設の最たるものが普連土学園の校舎です。

昭和の名建築家、大江宏によって1968年に建てられた校舎は、
赤い屋根と白い柱がとても素敵で、ヨーロッパのようなロマンチックな建物は
まさに女子が憧れそうな雰囲気です。
建物内はふんだんに木が使用され、教室もクラシカルでどこか優しく穏やかな空間になっています。
また、緑が豊かな屋上庭園やバルコニー、テラスなど、
女子の語らいの場としてぴったりの場所も用意されていて、
生徒たちは各々好きな場所が見つけられるような雰囲気。
私が訪れて良いなと思うのは、その中でも室内の木の雰囲気と日の入り方。
何とも素敵な気持ちになります。

友人関係や将来のことなど、様々な悩みがつきない中高時代に友だちとたくさん語らった場所は、
大人になってからそこにもう一度足を運びたくなるくらい、
かけがえのない場所になるのではないでしょうか。

今回のコラムでは校舎のことを取り上げましたが、
そのほかにも一人ひとりに目が行き届いたきめ細やかな教育や少人数でアットホームな校風など、
たくさんの魅力にあふれた学校ですので、ぜひ足を運んでみてください。

たまきち

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