白銀色(しろがねいろ)に身を包んで①

  • Vol. 1403 : 2017/01/24

跡見学園中学校女子校

日本人女性が創立した最古の私立女学校を知っていますか?
――それは、東京都文京区にある跡見学園です。

丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩2分。
閑静な立地にあるこの学校は、2015年に創立140周年を迎えました。

それを機に、学校側の大きなチャレンジのひとつとして、
2016年入学の中学1年生から新制服を導入しました。
それまでの原型となった洋装を取り入れて以来の85年ぶり(!)のデザイン変更。
新制服の話をはじめて耳にしたときは、
「あのトレードマークのジャンパースカートをなくしてしまうということ?」
とほんの少し寂しく感じていました。
同時に、進学した子たちの顔が思い出されます。
しかし、新制服のライトグレー(学校の先生は「白銀色」と表現されていました)のジャケットの中に、
トレードマークのジャンパースカートが残っていると知り、
「芯の部分は変わらないということなのだろうな」と嬉しくなりました。
いい部分はしっかりと残しながらも、
時代の変化とともに跡見がどのように変わっていくのだろかと期待が膨らみます!

また、もうひとつ学校側の大きなチャレンジがあります。
それは、カリキュラムに2コース制を導入したことです。
より、生徒たちの進路に寄り添うために、
学習の「進度」は同じにしながら、「深度」を異なる形で進めるというコース制。
出願時にどちらのコースでスタートしたいかを決めてもらいますが、
入学後にコースの入れ替えの機会が3回ありますので、
自分の進路についてじっくり考えながら6年間を過ごすことができますね。

<②へ続く…>

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