善き人として、未来に生きるための力が育つ学び舎

  • Vol. 1402 : 2017/01/23

東京都市大学等々力中学校共学校

等々力駅から閑静な住宅街を抜け、少し上ると学校が見えてきます。
門をくぐると、すぐに元気のよい挨拶をする生徒たち。
校舎に入っても同様で、気持ちよさを感じました。

東京都市大学等々力中学校。

第一期生が卒業し、実績の伸長がメディアでも取り上げられていますが、
その背景のひとつに “自学自習力をどのように付けるのか”
意識して関わってきた先生と生徒のつながりが深く関係しています。

TQノートの実物を見せてもらいましたが、そこにはびっしりと学習計画が書きこまれていました。
自主性の基礎となるのは時間を管理する能力。
もちろん、最初から書ける子はそう多くなく、中1はまだ真っ白な子もいるようですが、
生徒一人一人、個別に語りかけること、根気強く関わることを大切にしています。
また、ふり返りとともに保護者もコメントをする欄があり、
先生・生徒・保護者が一体となって成長を創っています。

校舎を見学させていただくと、教室はすべてガラス張りで、
廊下からすべての授業を見ることができます。
生徒が課題に取り組む中で、発想が豊かなものや解き方が優れているものは、
すぐにipadで撮影、電子黒板に投影し、全体で共有して思考を刺激したり、
テーマに沿った課題について、仲間同士が違うプランを持ち寄って、
意見や考えを出し合いながら、解決に向かって進んでいく。

授業担当の先生は身振り手振りアクションを交えながら、絶えず動き回って学びあいを刺激。
アクティブラーニングの先端が展開されていると感じました。

システムと環境、そこに人が動きをつくり、学びの質を高めていく。
自ら学ぼうとする生徒たちが増え続け、それが実績につながっているのだなと、この流れには納得です。

訪問会の最後には、原田校長先生をはじめ、先生方からお話を伺うことができました。
生徒たちに対する想い、その背景にあるノブレスオブリージュの教育理念。
生徒たちの成長に必要な支援は惜しみなく、
しかし適度な距離感を保ち、目標に向かってともに歩んでいく。
短い時間でしたが、先生方の熱い想いを感じることができました。

これからますます魅力が増していくであろう都市大等々力。
これからも目が離せませんね!

T-BOY

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