自分の成長を感じる学校行事①

  • Vol. 1394 : 2017/01/15

和洋九段女子中学校女子校

和洋九段女子・中学・高等学校出身のピアサポーターに、学校生活の思い出を聞きました。

こんにちは。
ピアサポーターのみやっちです。
今回は、私の中学・高校生活で思い出深い学校行事を3つご紹介します。

学校行事のなかで、私たちが一番楽しみにしていたのが文化祭でした。
お化け屋敷や縁日など、クラスごとに個性的な出し物をしていました。
私は落語部だったので、文化祭は落語を発表する特別な行事でした。
9人ほどの部員だったのでお客さんが飽きないように、
笑ってくれるように落語だけでなく、漫才や大喜利を用意し、一生懸命でした。
私は中学3年生のときにクラスメイトに誘われ、落語部に入りました。
祖父が落語好きだったものの、あまり馴染みがなく、
クラスメイトの文化祭での落語が面白かったからという理由で、入部を決めました。
落語部にとってのイベントは年に3回、そのなかでも一番大きなイベントが文化祭でした。
新入生が入ってくる時期が終わると、文化祭へ向けて準備が始まります。
やりたい落語を探してきたり、漫才の練習をしたり。
小規模な部活でしたが、合宿もあり、そこではOGの先輩や顧問の先生が落語の指導をしてくださいました。
落語を覚えることよりも、想像して表現する、ということに苦労したのを覚えています。
実際に寄席に落語を聴きに行ったときに、聴き手の心をつかむのが上手で夢中で落語を聴いていました。
私も聴いている人に自分が想像している世界に入ってきてほしいと思っているのに、
結局うまくできたことはなく、落語の難しさを感じました。
初めて人前で落語をやったときは緊張で、手も声も震えて、手ぬぐいを手紙に置き換えていることも忘れ、
手ぬぐいを強く握りすぎてぐしゃぐしゃにしてしまいました。
文化祭でお客さんの前で落語を披露するのはとても緊張しましたが、
笑ってくれる人がいるだけで、とても達成感がありました。
私はなんとなく入った部活でしたが、落語や漫才を練習し、人前で披露したことで、
少しの舞台度胸と新しいことにチャレンジする勇気が身についたと思います。
落語に限らず、自分が一生懸命がんばったと思えることを認めてもらえる経験があると、励みになると思います。

<②へ続く…>

AT

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