中学受験は保護者からの二つ目のプレゼント

  • Vol. 1393 : 2017/01/14

麻布中学校男子校

日比谷線の広尾駅から有栖川公園を横目に
緩やかな坂道を登ったところにある麻布中学校は、中高6年間一貫教育の男子校です。

麻布と言えば「自由」を連想する方も多いのではないでしょうか?
しかし、意外と麻布の先生の口から「自由」という単語はあまり発せられません。
この日も平校長先生がおっしゃっていたのは、「精神の自由」と言うコトバでした。
気持ちの上で自由になるということでしょうか。
自由というのは、気ままとか無秩序という意味ではなく、自己責任がともなうということですね。

そして、「中学受験は保護者からの二つ目のプレゼント」というお話もありました。
モノやお金のプレゼントは今後もあるかもしれませんが、
プライスレスのプレゼントとして、我が子に合う中高一貫校を探すということが、
「二つ目のプレゼント」と表現されていました。
偏差値や距離的な交通の便などの条件だけでなく、麻布が大切にしていること
雰囲気、考え方を説明会で感じ取った上で選んで欲しいというメッセージが込められていました。

ちなみに、気になる我が子への1つ目のプレゼントとは、「我が子へ付けた名前」だそうです。
そして、3つ目のプレゼントは、なんと「ない」とおっしゃっていました。
そうなんです!
麻布での中高6年間を経て、高等教育へとつながっていく学びの中で、
我が子は、きっと発信力をいかんなく発揮して仲間とつながりながら自己決定して巣立っていくのだなと、
改めて麻布の魅力に触れることができたひと時でした。

天雫健太郎(アマノシズクケンタロウ)

ページTOPへ