三輪田学園中学校へ訪問をし、校長先生のお話を聞きました。
三輪田学園は、飯田橋駅、市ヶ谷駅から徒歩で通学のできる創立130年を迎える女子校です。
通う生徒たちは、靖国神社の緑を臨みながら学園生活を送っています。
三輪田学園の教育は「誠の他に道なし」「徳才兼備」
「徳」があってこそ、「才」が生きる、校長先生はそうおっしゃっていました。
今回は、学校を訪問した際にうかがったエピソードを紹介いたします。
先日、卒業生が在校生のために企画をした「進路相談会」を実施しました。
在校生へ向けて、「何かできることはないか」と、
先生の力は借りずに卒業生のみで運営をしたそうです。
会を運営するなかでも、「雨の中、足を運んでくれてありがとう」
という思いやりの気持ちを忘れずに卒業生たちは後輩たちを出迎えました。
それぞれの学年に「学年色」が与えられている三輪田学園。
この会を企画した生徒たちの学年色は「黄色」だったそうです。
在校生時代、「私たちは向日葵になる!」と話をしていた生徒たちに
校長先生は
「光のほうを常に見て、高く伸びる向日葵よりも、
道の片隅でしっかり根を張って生きる、
そして将来はどこまででも種を飛ばしていけるたんぽぽのようになってほしい」
と話をしていたそうです。
その会を企画・運営する様子を見た校長先生は、
「あなたたちは、たんぽぽになれたわね」と感じたとうれしそう話をしてくださいました。
生徒と先生の間で信頼関係をしっかり築くことができる環境が整っているのも、
この学校の特徴の一つです。
三輪田学園で6年間過ごした生徒たちだからこそ企画できた進路相談会。
学校を象徴するエピソードだと、私は心を打たれました。
創立130年の伝統のある女子校ですが、
伝統校の一面を持ちながら学校内でもたくさんの改革を行っています。
10月1日・2日には三輪田祭を開催。
ぜひ直接足を運び、三輪田学園を感じ取ってみてください!
TM