全面ガラス張り、そして翼のような建物のフォルム…。
まるで現代アートのような建物は、春日部共栄中学校の中学校舎です。
およそ中学校の校舎とは思えないような外観。
春日部駅からスクールバスに乗って10分ほどで春日部共栄中学校に到着すると、
周りののどかな風景の中に校舎がひと際目立っています。
そして校舎の中では、廊下の真ん中に土が敷かれ、堂々と木が植えられています。
中庭でも校庭でもなく、なんと廊下の真ん中に木が植えられているのです。
「なんで、校舎がそんな形なのだろう…?」
「何のために廊下に木が植えられているのだろう…?」
そんな疑問を抱かずにはいられません。
(学校のホームページ上に、中学校舎の外観や廊下に木が植えられている様子が描かれています。
是非、ごらんになってください!)
でも、春日部共栄中学校の先生によると、これらは「あえて」なんだそうです。
校舎の形、廊下の木…これらは、必要か不必要かというよりも、
多様性を大切にしている想いの表れ。
1人1人の生徒においても、必要な学習事項だけを画一的に身につけていくのではなく、
各々が自身の目指す方向に成長していくことを春日部共栄では大切にしています。
春日部共栄中学校のモットーは文武両道。
生徒の学力を成長させていくために、
朝に速読練習、英語のリスニング、数学問題演習、ワールドビューを行ったり(Mタイム)、
放課後には英語や数学の補習や自学自習をする時間をとったり(Lタイム)、
さらに発展的な学習を行う機会を設けたり(Sタイム)、
さまざまな場面で生徒たちの学習のサポートをしています。
しかし、学習面だけではなく、生徒自身が部活動・学校行事・自分の趣味など
「自分の大切にしているもの」に熱中し、
自分で自分を成長させていく力を身につけていくことも大切にしています。
春日部共栄ではほぼ全生徒が部活動に参加しており、
水泳や野球など全国区に名の響くレベルの部活もあります。
このような春日部共栄での文武両道な6年間の生活が、
教育方針である「大学までの人ではなく、大学からの人に」につながっています。
高い目標を掲げ、意欲的に行動し、チャレンジする存在であって欲しい
という学校側の想いが、それぞれの生徒や校舎内の一部分に表れているのではないでしょうか。
ぜひ、春日部共栄中学校に足を運んでみて、
校舎や生徒をご覧になってみてはいかがでしょうか。
D3