みなさん、夏休みはどんな風に過ごしていますか?
楽しい!や、おもしろい!や、なるほど!といった、ココロが動く瞬間はありましたか?
夏期講習に参加することで、さまざまな学びとであい、ココロが動いたということもあるでしょう。
ココロが動く学びの瞬間は教室の中だけとは限りません。
長い休みは、さまざまなことにチャレンジして、
ココロがたくさん動く機会をつくれるのではないでしょうか。
先日、川村中学校の先生とお話をする機会がありました。
教育方針として「感謝の心」を掲げる川村中学校。
お話をする中で印象的だったのは、川村中学校では、国語や数学といった教科だけではなく、
「総合的な学習の時間」にも力を入れているということです。
普段の学校生活では体験できないことを通して、
さまざまなものやことへの感謝の心を育む機会が用意されているのです。
人は、植物という生命を育て、それを食べることで生きています。
農業体験を通して、そのことを実感することができる、ということを聞きました。
また、校外学習が単体であるのではなく、事前学習をしてから校外学習があり、
その後には自分が考えたことを発表する時間もあるそうです。
事前学習をすることで、実際の体験でどんなことを知りたいのか、視点を定めることができます。
視点を定めることでアンテナが高くなれば、
体験でより多くのものを、気づきとして発見することができます。
そして、自分が体験したことをふり返り、自分の考えをまとめることで、
自分の体験を学びとして自分の中に積み重ねることができます。
実際に野菜を育てることを通して学べること。
想像してみてください。
野菜はどのように育つのでしょう?
野菜のからだのつくりはどうなっているのでしょう?
野菜を育てることの難しさは、どんなことがあるのでしょう?
その難しさが解決されずに、野菜を育てる人が減っていったなら、
どうなってしまうのでしょう?
実際に農業体験を通して学べることは、みなさんがいま、
理科や社会で学んでいることともつながってくるとは思いませんか?
教科にとらわれない学びを教科の学びと組み合わせることで、
自分の身のまわりにあることが、
どんなしくみや因果関係で成り立っているのかをとらえることができます。
そうすることで、自分と、自分の身のまわりにあることとの関係を考えたり、
問題意識をもったり、さらには、その問題を解決するために自分ができることを考えたり、
自分がこうしたいと考えたことを実現することも、できるのではないでしょうか。
教科の学びと教科にとらわれない学びとを組み合わせることでできることは、
さまざまな可能性を持っているとも言えますね。
川村中学校には、教科の学びにも、教科にとらわれない学びにもであう機会がたくさんあるようです。
川村中学校では、9月以降、チャレンジ講座やオープンキャンパスなど、
さまざまなイベントが開催されます。
川村中学校がどんなところか、実際に学校に赴いてみるのはいかがでしょうか?
つばさ