新しい入試問題の形

  • Vol. 1273 : 2016/08/17

工学院大学附属中学校共学校

今年度の工学院大学附属中学校の入試問題がずっと気になっています。

2月1日(午前実施)の思考力テストです。

今までにない入試問題なのは、
1・いわゆる知識や技術を問う問題ではないこと。
2・一番最後の問題に「自分の学びをふり返り、次につなげていこう」というものがあること。
3・この入試、何と図書館で自由に必要な資料を探して進めていくこと

この3点に驚かされました。

皆さん
入試問題は、ゴールですか、それともスタートでしょうか?
2月に向けて頑張っている6年生を見るとまさに当面の「ゴール」でもあるし
その後の6年間の学び方を見据えているならば、それはまぎれもなく「スタート」
だと思うのです。

この入試問題について、もう少し詳しく整理していくと
テーマを自分で決め
そのテーマについて自分で調べる
調べてわかったことから次への課題を発見する

最後に自分自身の内側をふり返る
こんな内容です。

ご承知の通り工学院大学附属中学校は
21世紀型の教育、つまり世界から必要とされる若者になるための教育
ずっと前から、先頭を切って進めています。

まさにそんな学校がこの6年いやその先にもつながる
スキルに焦点をあてた今回の入試問題ではないでしょうか。

この先、もっと大きな大きなうねりと変化を予測させてくれそうな入試問題から感じたことです。

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