入試要項変更から見る学校の思い①

  • Vol. 1268 : 2016/08/08

和洋九段女子中学校女子校

青空のように澄んだ青のイメージカラーを持つ和洋九段女子中学校。
29年度入試要項が変わります。
新たにグローバルクラスが設置されます。
「グローバル」と聞くと、「帰国子女でしょ?」と思う方もいらっしゃると思いますが、
帰国子女で「英語を使える子ども」と帰国子女ではないけれど英語が好きで
「これから英語を学んでいきたい」という子どもが、受験できるそうです。
入試でも「国語・算数」「国語・算数・社会・理科」と従来の2科目・4科目受験の他に、
「国語・算数・英語」のように「英語」を組み合わせたパターンで受験をすることもできます。

最近、増えている英語を受験科目として据える入試。
小学校でも2020年から小学5年生で本格的に英語が教科化、小学3年生では必修化になりますね。
「英語」という言葉が目立つ世の中になってきました。
小学校で必修化・教科化されているから、中学入試でも英語が増えているのでは…と考えてしまいます。

和洋九段女子高校のカリキュラム表をみてみると
グローバルコースでは海外大学を含めた難関大学受験を目標として、
サイエンスコースでは先端理系・医歯薬獣医系受験を目標としています。
大学受験で合格するために英語の力は大切ですが、その先にある海外大学に進学、
日本では獲得できない最先端技術を海外に身につけること、
医学の道を志すためには英語が必要不可欠です。
小学校で英語が教科・必修になるからではなく、今後の子ども達が社会に出ていく、
世界に出ていく時に必要なチカラとして「英語」を取り入れているのです。
まさしく「グローバル」な人材に育ってほしいからこその「グローバルクラス」だそうです。

先日、お話した和洋九段の先生は
「和洋九段女子の卒業生は、医療系分野や国外で活躍されている方が増え始めている」
とおっしゃっていました。
「一段とこの状況を推し進めるための『グローバルクラス』なんだな」と自分は感じました。


つづく。。。

YR

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