知性豊かな気品ある女性の育成

  • Vol. 1265 : 2016/08/05

東京女学館中学校女子校

東京都渋谷区広尾。
閑静な住宅地の中に東京女学館はあります。
その歴史は古く、1888年(明治21年)に
「諸外国の人々と対等に交際できる国際性を備えた、知性豊かな気品ある女性の育成」
を目指して、永田町御用邸雲州屋敷にて開校。
1923年(大正12年)の関東大震災で焼失したため、現在の地に移転したそうです。
永田町御用邸雲州屋敷は現在は衆議院議長公邸となり、
その石垣には東京女学館発祥の地碑が埋め込まれています。

「諸外国の人々と対等に交際できる国際性を備えた、知性豊かな気品ある女の育成」は、
開校から120余年たつ今も脈々と受け継がれ、2004年には「国際学級」も開設されました。

国際学級は、1学年6クラスのうちの1クラスで、
帰国生と一般生が共に学び合う語学教育に特化したクラスです。
英語を母国語とする国の文化に触れ、感じ、英語を単なる語学として学ぶのではなく、
その国の文化の背景を感じ取りながらコミュニケーションツールとして学んでいきます。
中3時には全員でシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の英語劇を演じるそうですが、
「ロミオとジュリエット」が描かれた時代背景を学んで臨むので、
英語の表現にも厚みが増す
とか。

「異文化を理解し国際社会で生きる、広い視野としなやかさ。
 多様な人々と交流できる新の国際人をめざします。」

(School Guide 2017)

中学・高校の6年間一貫教育の中で育まれていくようです。

とも

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