Joy to the world, the Lord is come!
これはクリスマスキャロル「もろびとこぞりて」の一節です。
クリスマスは、子どもたちにとっては「プレゼントをもらえる日」かもしれませんが、
そもそもキリスト教徒にとっての「イエス様の誕生を祝う日」です。
ですから、キリスト教系の学校では、
クリスマス礼拝があったり、聖歌隊が歌ったり、
ハンドベルクワイアの演奏があったり、とさまざまな行事やイベントを行っています。
こういった宗教行事を通して、ものごとに感謝する心を養い、
また自分を見つめ直すきっかけにするのです。
これらのイベントは主に礼拝堂(聖堂)で行うのですが、
それぞれの学校の礼拝堂を見てまわると、様々なつくりをしているのがわかります。
なんだか、世界遺産の寺院を巡るヨーロッパ旅行のような気分になってきます。
中でも、立教女学院の聖マーガレット礼拝堂はとても趣きのあるつくりです。
関東大震災直後の1932年(昭和7年)に立てられたこの礼拝堂。
設計は築地の聖路加国際病院などの設計をしたJ.V.W.バガミーニによるもの。
高い天井とそれを支える梁、長椅子、床はすべて木製で、歴史と伝統の重みを感じます。
特に、高校校舎から礼拝堂に続く廊下は、言葉では言い表せないほど。
幾年も子どもたちがここを通り、想いをつないできたことが伝わってきます。
そして、なんと、立教女学院の卒業生ならここで結婚式を挙げることもできるんだとか!
自分が6年間育った環境に戻り、挙式するなんてなんて素敵なことでしょう!
私学が持つ、歴史と伝統と人の想いがつまった建物。
これらを巡ってみることで、自分にあう学び舎を探すのも素敵なことですね。
すっきー