海外体験のふり返りから得られた成長

  • Vol. 1373 : 2016/12/24

富士見丘中学校女子校

先日、京王線沿線笹塚にある、富士見丘中学校を見学してきました。
笹塚駅から「十号通り商店街」を抜け、徒歩5~6分でレンガ造りの校舎が見えてきます。

富士見丘中高は、2015年、文部科学省より
SGH(スーパーグローバルハイスクール)に認定されました。
といっても、もう10年も前から、富士見丘中では海外交流、
国内外の大学との協働学習・フィールドワークの充実プランが整っています。
説明会の中で、現在高校3年生の在校生が学校紹介をしてくれました。
テニス部で部長を務めてきた、という彼女。
彼女はだいぶ緊張しているようでしたが、途中で呼吸を整えながら、
時には言葉を選びながら、一生懸命自分の言葉で伝えようとしているのがひしひしと伝わってきました。
彼女は小学生の頃は消極的で、
なかなか自分から人に話しかけられるようなタイプではなかった、といいます。
富士見丘中では、中3でオーストラリアへ修学旅行に行き、姉妹校の生徒たちと交流を深めるそうです。
バディといって、姉妹校の生徒とペアになり、
オーストラリアでの日々の生活、学校での時間をともに過ごすそうです。
彼女は、中3でのオーストラリアの修学旅行では、
バディの子となかなか積極的にコミュニケーションがとれず、悔しかったり、
バディの子には申し訳なかったり、そんな思いが残ったそうです。
でも、富士見丘中には、高1で全員、マレーシアやシンガポール、
台湾等でのフィールドワークを含めた海外体験(高2は希望制)、
また、高2ではアメリカへの修学旅行があり、彼女は、中3でのふり返りをいかし、
高2の修学旅行では積極的に海外の生徒と交流をもったそうです。

私学は、生徒たちがたくさんチャレンジして、失敗していい場、失敗しても次の一歩を踏み出せる場
また、次の一歩をどう踏み出すべきか、ともに考えてくれる仲間・先生がいてくれる場
だと、私は思っています。
彼女は、富士見丘中という空間とその仲間、だけでなく、
富士見丘中からつながれた海外という空間、その海外でつながった仲間を通じて、
チャレンジとふり返りをくり返し、成長していったんだろうな、と思います。
その成長した姿が、この日、一生懸命に言葉を選びながら、
身ぶり手ぶりをつけながら話していた彼女なんだと思われます。
彼女がくり返しチャレンジすることができたのは、
安心して失敗できる場、それを受け止めてくれる仲間や先生が、
富士見丘中にはあったからなんだろうと思うと、
そんな環境で6年間過ごしてきた彼女がうらやましく思います。

ちなみに、会の後で先生からは、
「彼女はふだんは元気で明るく、活発な、誰とでもコミュニケーションがとれる子なんだ。
 だから今日も、あまり綿密な打ち合わせはせず、
 自分の言葉で楽しんで話してこい!とだけ言ったんだよ」
とお聞きしました。
彼女へのこの先生の信頼感も素敵です☆

2017年の富士見丘中の入試は、2月1日午前から2月4日午前まで全4回のチャンスがあります。
「ぜひ、富士見丘中で学びたい!」という方は、2月1日午前に行われる「WILL入試」がお勧めです。
もう今年ものこりわずかですが、まだ説明会や個別相談会、
また、事前のお申込みがあれば個別での学校見学などもできます。
ぜひ、生の富士見丘中を見に行かれてみてはいかがでしょう?

まめ母さん

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