偉大な先輩を拝しつつ、未来へ

  • Vol. 1372 : 2016/12/23

二松學舍大学附属柏中学校共学校

2016年は、夏目漱石の没後100年ということで、
例年よりも夏目漱石についてさまざまな話題が出たようです。
朝日新聞では、「吾輩は猫である」(1905年新聞に掲載のち連載)を100年越しに改めて連載しましたし、
先日は、ついに漱石先生のアンドロイドまで!!

漱石先生アンドロイドが、自作の「夢十夜」を読むシーンをテレビで見て、
「漱石先生が生きていたら、何を言ったものだろう…」などと、感じたものです。
かくいう私は、数十年前、漱石先生の「夢十夜」を卒論テーマに選び、
教授に「君、それは漱石研究者が最後に取り組む作品だよ」と言われ、
どうしよう……と思いつつも、どうにかしたのでした。

そんな夏目漱石が一時期通った学校が、 二松學舍 です。
漱石先生が通った場所は現在大学のある九段ですが、
二松學舍大学の中学校高等学校が千葉県柏市にあります。

学校に行くと、生徒さん達が校舎へ入っていく場所に、
「祝 第155回 芥川賞受賞 村田沙耶香さん」とあります。
今年の芥川賞は二松学舎高等学校に学んだ、村田さん(平成9年度卒)が受賞されたのです。
となると、「文学」的環境に恵まれて……だけでなく、二松學舍大学附属柏中学校は、
「伝統×革新」「自問自答(力)」を掲げ、未来への学びを展開しています。

また、「個を尊重し、個を伸ばす」とあり、さまざまなコースに加え、
生徒たちの学びが動き出すアクションが行われています。

中学校から入学した一期生が2017年の春に卒業する二松學舍大学附属柏中学校。
注目が続きそうです。

深海ぎょぎょ

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