枠を超える力を持って 人生に挑戦する女性として

  • Vol. 1362 : 2016/12/12

桐朋女子中学校女子校

京王線「仙川」駅から商店街を抜け、5分くらい歩いたところに桐朋女子中学校はあります。
小田急線「成城学園前」駅からはバスも出ています。
成城学園前からのバスの乗車時間は10~15分くらい、
朝の通学の時間帯でも、7~8分に1本はバスが出ている(卒業生談)とのことです。

この4月より校長先生が代わられ、桐朋女子中の卒業生でもある、
千葉裕子先生という女性の先生が校長先生に就任されました。
中高6年間陸上に力を注いでいらした、パワフルな校長先生です。
皆さんは、桐朋女子中学校というと、どんなイメージをもたれているでしょうか。

音楽・芸術の学校?
変わった入試をする学校?
活発な、元気な、積極的な女の子に合う学校?

確かに、見学した際は、授業中の生徒達の元気な声がホームルーム教室から聞こえ、
休み時間中は、元気に挨拶をしてくれる生徒が多かった印象です。
また、桐朋女子中に進学した日能研の卒業生が、全員といっても過言ではないくらい
「桐朋女子大好き!」っ子が多いな、というのも、私自身の印象です。
彼女達の元気、母校愛はどこから来るのだろう、と私は知りたくなりました。

おそらくその根っこは、桐朋女子中の入試、口頭試問から始まっているのではないかと思います。
口頭試問=面接、ではありません。
口頭試問は、まず、約30分程度の授業やビデオ視聴、
時には資料や文章を読む、等の準備からスタートします。
その準備の過程では、いくつかの課題に答えたり、取り組んだりすることもあります。
内容は、社会的なもの、理科的なものを含むこともあります。
ちなみに、2016年度の課題は、「水にぬれる・水をはじく」でした。
生徒たちの身の周りにある、水にぬれる、水をはじくものとして、
カタツムリの殻やハスの葉が具体的な題材に使われていました。
その後、口頭試問スタートです。
授業内での課題の答えや、その答えを導き出したプロセスの確認、
さらに掘り下げた質問などがおこなわれます。
受験生と桐朋女子中の先生との対話が始まるのです。
対話を通し、先生が知りたいのは、課題の解答の善し悪しではなく、
その子が考えたプロセス、また間違えてしまっても、そこに気づいたところから、
いかに柔軟に、粘り強く考え続け、時にはサポートを求めながら、
受験生自身が自分の考えをどう加筆修正していこうとしているのか、だそうです。

入試、という入り口で、厳密に言うとまだ桐朋女子生ではない受験生と桐朋女子中の先生が出会う。
そこから、桐朋女子中の先生が真剣に一人一人の生徒と向き合うことがスタートしているのです。
その子が出した結果だけではない、その子が考えた背景やその子そのものを知りたい。
その子そのものを知ったうえで、お付き合いをしていきたい。
そんな思いが入試の形態からビンビンと伝わる学校、それが桐朋女子中だと思います。

きっと、桐朋女子中の先生が一人一人の生徒に興味・関心をもち、
その子のプロセスに関わり、寄り添ってくれるからこそ、
桐朋女子中の生徒達は安心して、自分自身を出すことができる
のでしょう。
桐朋女子中だから、もともと元気な、活発な子が集まってきている、
というよりも、もしかすると、そんな安心できる場だからこそ、
桐朋女子中の中で、元気な、活発な子達が育っているのではないか、とさえ思えてきます。

平日の学校案内などもあり、桐朋女子中を体験するチャンスまだまだあります。
まずは足を運んでみることから桐朋女子中とお子さまとのつながりをスタートさせてみてはいかがでしょうか。

まめ母さん

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