私学の面倒見 ~京華中の取り組みについて~

  • Vol. 1319 : 2016/10/30

京華中学校男子校

保護者が学校を選ぶ際に、「面倒見の良い学校を教えてください」という声が多くあります。
この『面倒見』という言葉ってとても大きな言葉ですよね。
この言葉は、人によって感じ方や捉え方が違う部分が多くあるように思います。

そこで今回は『面倒見』のナカミを掘り下げていこうと思い、
京華中学校の先生方が日々生徒と関わり続けている具体をご紹介します。

私が京華中に足を運んで、生徒と先生方の様子を見てまず、
第一に感じたのが生徒と先生との距離が近い、
生徒と先生とのコミュニケーションが活発に行われていることでした。
その場面を見受けられたのが、授業の間の休み時間でした。
休み時間という限られた時間にも関わらず、
廊下で生徒と先生が立ち話をしている光景を見ました。
先生に話を伺うと、授業中に気になった子がいれば積極的に声をかけたり、
生徒たちから積極的に先生のところに寄って話をするそうです。
成績が振るわない子には、ただ課題を与えてやらせるだけではなく、
その子の良いところをまず褒め、その子のモチベーションを高めてから課題に取り組ませるなど、
ひと手間をかけているところなど、とても共感できました。

コミュニケーションという部分では、今年から町田校長先生が
中学1年生を対象にこの夏に全員のご家庭と面談をしたということがとても象徴的でした。
学期ごとに担任の先生との面談はありますが、
それに加えて校長先生が自ら面談をするというのは、私学の中でも珍しい取り組みだと思いました。
京華中は集団としての関わりはもちろんのこと、個々への関わりもとても大切にしている学校です。
日々の関わりをするには、まず個を知らなければできないことです。

ぜひ、学校に足を運んでいただき、京華中の考える『面度見』に触れていただきたいと思います。

G.O

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