少し前のことですが、桐蔭学園の文化祭に行ってきました。
今年の文化祭は9月24日(土)と25日(日)の2日間で開催。
天候は雨も交じるあいにくの曇り空でしたが、
文化祭は生徒たちや来訪者の方たちの活気に包まれて、盛り上がっていました。
桐蔭学園の文化祭は、
男子部が鵬翔(ほうしょう)祭・女子部が鸞鳳(らんほう)祭とそれぞれ名称が違います。
桐蔭学園の校章である五三の桐(ごさんのきり)。
その桐には、瑞鳥、鳳凰(ほうおう)が宿るとされていることから、
文化祭にもそれをイメージした名前が付けられています。
文化祭では、さまざまな催しが行われていて、また桐蔭学園の文化祭ならではのものがあります。
今回はそのなかのいくつかを紹介します。
ひとつめは、「ロッカー壁画」
これは生徒たちが文化祭準備期間に協力して作成し、各教室の外に設置されるもので、
このロッカー壁画を見れば、教室の中まで入らなくても、
その教室でどこのクラスや部活などの団体が、
どのような企画や催しを行っているのかがすぐにわかるようになっています。
毎年、どんな作品にするかを生徒同士で意見を出し合い、
みんなで力を合わせて壁画を作り上げているそうです。
それぞれが意匠や工夫を凝らした「ロッカー壁画」は、
文化祭の雰囲気を盛り上げていて、見るだけでも楽しめますよ。
ぜひぜひ、「ロッカー壁画」チェックしてみてください!
ふたつめは、「課題研究」と「グループ研究」
これは、高校の理数科2年生と中等教育学校5年生が行っているもので、
生徒たちがテーマごとに集まり、授業内容に捉われない研究をするものです。
文化祭というと部活動の発表や模擬店、ゲームやバザーなどを行うことが多いと思いますが、
桐蔭の文化祭はそれだけでなく、
生徒たちの日々の研究成果を発表・展示する場にもなっています。
研究は、個人で行うと視野が狭まりがちですが、
桐蔭学園の「課題研究」「グループ研究」は、グループで研究を行い、
生徒同士で意見を発出しあって、議論し、吟味しあうことを大切にしているとのこと。
生徒が互いに学び合うアクティブラーニング型の授業を推し進めている
桐蔭らしい企画だなぁと感じました。
そして最後は、「桐蔭和太鼓」
桐蔭学園には和太鼓部というめずらしい部活があります。
毎年、文化祭では学園内にある「シンフォニーホール」と呼ばれる
収容人数1700人を超えるホールで演舞を披露していますが、
その迫力のある演奏は必見です。
男子部の和太鼓と女子部の和太鼓とそれぞれ別れていますが、
男子の力強さと女子の華麗さは、観ても聴いても引きこまれます。
男子部と女子部とに分かれて学び、それぞれが持つ良さを伸ばしていく、これも桐蔭学園らしい部活動だなと感じました。
ぜひ来年以降、「鵬翔祭」「鸞鳳祭」に足を運んでみてくださいね。
きっと桐蔭学園の魅力に出会えると思いますよ。
かつお