才能とは、好きだという気持ちを持ち続けられるか!

  • Vol. 1308 : 2016/10/15

女子美術大学付属中学校女子校

10月8日(土)は女子美術大学付属高等学校・中学校の学校公開・説明会がありました。
10月29日・30日は女子美祭がおこなわれることもあり、
説明会では鏡友会(生徒会)の生徒さんによる文化祭の紹介がありました。
「やりたいことを追求することが楽しい、みんなで創り上げたい!」そんな勢いを感じました。

説明会の際、印象に残った言葉がたくさんありました。
「絵の才能がないことがわかったら、どうしたらいいのか?そこから別の道にいけるのか。」
時々、受験生の保護者から質問されるそうです。
将来を考えるからこそ出てくる思いだと思います。
でもその時、お話しをしてくださった先生が
「好きだという気持ちを持ち続けられるか、それこそが才能ではないでしょうか」
と言われました。
それを聞いたとき、ハッとなり、続く説明を聞き逃すほど強く心に残りました。

また、「美術」はいろいろな分野の入り口になるというお話しもありました。
心を込めてものを見るとはどういうことか・・・
すべての学問の原点かもしれません。
風景画の描き方、大きなところからだんだん小さなところへと意識を向ける・・・
ものごとを深めたり、掘り下げたりする視点。
自分の描きたいものがなかなかうまくいかない経験、表現の模索・・・
「美術」を通して育まれる、学ぶチカラ、コミュニケーション力。
そして常に自分の中にあるものを確認、向き合い続けていく中で見つける自分の将来。


今では企業で活躍している先輩方も多く、
パンフレットの卒業生の言葉に「あったらいいな、無いならつくろう」。
"女子美"で培った精神で、社会に出ても、
0(ゼロ)を1に変える、行動力、発想力、創造力につながったとありました。
本当に力強く、何か自分でも一歩を踏み出したくなるような気持ちになりました。

1日、聞いて、見て、読んで、学校を歩き回って、
とても元気がもらえる、そして自分の見ていた視点が広がり、感性を刺激される説明会でした。

ツナマヨ

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