人を思い、人を育てる、歴史ある女子校

  • Vol. 1306 : 2016/10/11

三輪田学園中学校女子校

この学校は飯田橋駅と市ヶ谷駅のちょうど真ん中あたりに位置しています。
川沿いを遊歩道沿いに歩いて行くと、校舎が見えてきます。

三輪田学園は明治20年創立、まもなく創立130年を迎える伝統の女子校です。

この学園が大切にしていることは、生徒1人1人の話を聞くこと。
たとえば、面接週間。
先生と生徒の間にいつも会話があり、なんでも相談できるように設けています。
6月と11月の年に2回、担任の先生とクラスの一人ひとりが向かい合います。
生徒は自分の抱えている悩みや進路のこと、部活のこと、家族のことなど、
誰かに聞いてもらいたかった想いを先生にぶつけ、
一方、担任は生徒の訴えにじっくり耳を傾け
お互いの理解を深めるとともに解決のアドバイスなどをしています。
自分からは言えないけれど気がついて欲しい、
そんな生徒たちの想いをしっかりと受け止めていく…信頼関係を築く大切な時間です。
また、新しい制服も、卒業生が「先生、制服にリボンをつけてほしいな。」というと、
デザインが本決まりになっているにも関わらず、
どうしようか、つけるならどんなリボンがいいのか…と職員一同で考え直すことも。

そんな生徒思いの学校だからか、卒業しても通っていた子はよく遊びに来てくれるそうです。
卒業した大学生同士が話し合って、学園のために何かできないか…と、
講演会を自ら計画し行うこともあるそうです。
三輪田学園の教育理念は『徳才兼備の女性を育てる』。
これからの変化の激しい社会で、人に寄り添いながら颯爽と生きる、
自立した女性が育つ
ことを目指しています。
その力を得て、三輪田学園ために何かすることができる、
素敵な女性が育っているのだな、と感じました。

えるもん

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