大切にしたいのは“感じるチカラ”

  • Vol. 990 : 2014/10/25

頌栄女子学院中学校女子校

先日、頌栄女子学院中学校の学校説明会へ参加しました。
個別ブースでお会いした先生が、とても素敵なお話を聴かせてくださいました。

頌栄女子学院では中学1年生から高校3年生まで、
すべての学年で週に1時間「音楽」「宗教」の授業が必修でくまれています。
「頌栄が音楽や宗教の授業を最後まで大事にされるのはなぜですか。」
と先生に尋ねてみると、こんな言葉がかえってきました。

「感じるチカラは、すべての学問のベースになると思うのです。」
先生のこの一言は、とても想いのこもったお答えに聞こえました。

「一対一対応で処理できることがらを学ぶことだけが授業ではなく、
知っていることを生徒がどう判断して、どんな場面で、どのように使うか。
そこまでを大切にしたいのです。」

とも続けてお話を聴かせていただきました。

社会に出たときに、自らがどう行動するか。
それを判断するために必要になる生徒自身の価値観。
中高6年間で、生徒たちの内側に宿るチカラを育みたいという先生の想いを強く感じました。

音楽の授業では、感じるチカラを。
宗教の授業では、解釈を多様にする価値観を。


「社会への貢献・奉仕」を教育理念に掲げる頌栄女子学院が、
授業を通して生徒たちに伝えたいメッセージの一部分に触れられた気がしました。

音楽や、芸術や、体育や、総合学習の時間。
そんな授業の中身にも注目してみることで、改めて“私学の良さ”や“私学らしさ”に気づけるチャンスに出会えるかもしれませんね。

スタッフ/ いくた

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