世界標準の教育をめざして

  • Vol. 881 : 2013/05/25

玉川学園中学部共学校

小田急小田原線「玉川学園前」駅が最寄りの玉川学園へ行ってきました。

駅の改札を出て、緑に囲まれながら坂をのぼり、曲がりくねった道を歩いて行くと、中学部の校舎にたどり着きました。
玉川学園の敷地は幼稚部~大学までの施設が集結し、なんと東京ドーム44個分!ディズニーランドの1.2倍だそうです。
そして、なぜこんなにくねくねした道になっているのか、先生に聞いてみました。
創設者である小原國芳以来の教育方針で、特に多感な時期にあたる中学部の生徒には冒険するようにさまざまなものに触れてもらいたいからです。」とのこと。
確かに校舎にたどり着くまで、チャペルやグラウンド、高学年校舎アトリウム(ラファエロの陶板がシンボルとなっているスペース)、サイテックセンター(「サイエンス」と「テクノロジー」を学ぶための独立した校舎)などいろいろな施設があり、同時にいろいろな草花を見ることもできました。

校舎内に入ると、生徒たちは元気いっぱい。
制服は自由(男の子はブレザーのみ指定)で、教科ごとに教室を移動することもあり、アメリカの学校のような雰囲気を感じました。

さて、今回は「世界基準の教育」についてお話を聞きました。
玉川学園では世界に貢献できる人材を育てるために、いくつかの取り組みがあります。
まずは、「IB(国際バカロレア)プログラム」です。国際バカロレア機構(IBO)が提供する教育プログラムで、3歳~10歳を対象としたPYP(Primary Years Programme)、11歳~16歳を対象としたMYP(Middle Years Programme)と高等学校の最終2学年を対象としたDP(Diploma Programme)があります。
玉川学園ではMYP,DP認定校としてIBクラスを設置し、国際社会で活躍できる人材の育成を目指しています。
次に、「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」です。
文部科学省から指定された学校として、理科教育の実践とカリキュラムの研究開発に取り組んでいます。
さらに、「日本唯一のラウンドスクエア認定校」だということです。ラウンドスクエアとは世界24ヶ国からなる私立学校連盟のことで、国際会議という場での研究発表や学習活動を通して国際社会で活躍する能力を身につけます。

このほかにも、多彩な研修・留学プログラムや留学生が年間約200名いることなど、学園にいながら世界標準の国際感覚を養うことができます。

ぜひ玉川学園に足を運んで、「世界標準の教育」を感じてみてはいかがでしょうか?

教室スタッフ/ Y.K

道が曲がっているのも、創立者の意図だそうです!

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