桐光学園 桐のマインドマップ

  • Vol. 879 : 2013/05/23

桐光学園中学校男子部男子校

ゴールデンウィーク後半、昨夏の甲子園での大活躍が記憶に新しい、桐光学園の投手を一目見ようと、神奈川新聞保土ヶ谷球場に足を運びました。その決勝の相手は桐蔭学園でした。

桐と言えば桐の御紋。菊のそれとともに天皇家で使われ、その後は徳川家、今では日本政府の紋章として有名ですね。いわゆるこの「五三の桐」からさまざま連想してみました。
学校で使われる桐の紋章は、今の筑波大学、旧東京師範学校がそのはじまりでしょう。それもあり、そこから建学された私学の多くは、筑波大と同じく五三の桐が校章になっています。軍人の子弟を教育する学校として開校し戦後旧制東京高等師範学校の先生により再スタートを切ったことでその名がついた桐朋、桐蔭、茗溪がそうですね。校章は異なりますが、桐光の校名となっている桐も旧東京師範からのつながりなんだろうな…。などと、初夏を思わせる日差しの中で野球をのんびりと見ながら考えをめぐらせ、なんとはなしにスマホで見た桐光のホームページの校長のメッセージにはつぎのようなくだりがありました。

本校が考える『次世代の新しいリーダー』とは、集団において先頭に立つだけの人物ではありません。
それぞれの集団の中でリーダーシップを発揮することはもちろん、人を思いやる心を持ち、人のために自ら進んで動くことのできる人格者、そういう人物こそが、周囲から全幅の信頼を寄せられる『次世代の新しいリーダー』であると考えます。
その育成のために、本校では、『知=知性』『徳=人間性』『体=体力』のバランスがとれたさまざまな教育活動を実施し、必要な資質を備えられるよう促します。

お目当ての登板はありませんでしたが、学校が目指す考えが、具体として目の前で汗を流す球児の動きとつながっているように感じました。

教室スタッフ/ 水無月美雨

写真をクリックすると大きなサイズをご覧頂けます。

ページTOPへ