最先端の授業も魅力です

  • Vol. 448 : 2011/02/23

共立女子中学校女子校

ここ数年、私学では校舎の建て替えが進み新校舎になった学校もかなり多くなりました。2002年から必須となった「情報の時間」が引き金となり各学校は情報機器の導入に積極的になりました。実際に情報機器を取り入れた授業運営は私学は一歩先を行っています。

その象徴的な様子を昨年、共立女子で拝見してきました。見せていただいた授業では普通教室でプロジェクターを使い授業をやっている様子です。ここではごくまれに行われているのではなく、ふつうに授業のなかで導入されています。先生方のあいだでもパワーポイントの共有がなされており、毎年さまざまな先生の改良がくわえられ授業の質も毎年向上されています。見せ方や伝え方が毎年バージョンアップしてゆくわけですね。

最近の新校舎を拝見すると普通教室にプロジェクターやスクリーンが設置されているところも多く、無線LANのターミナルが各所に配置され校舎のどこでも使用できる、という学校もあります。学校関係者でなければ授業で使っているのを見せていただく機会はあまりありませんので、設置されている設備の質にどうしても捉われがちです。パソコンがあまり得意でない方なら、なおさらですよね。

最近の学校説明会で聞くキーワードは表現活動。パワーポイントを使いこなし上手に説明する先生。最近の説明会では必ずプロジェクターとスクリーンが登場します。よく練られたパワーポイントに合わせた説明会を見れば、その学校で行われる教育がどのようなものなのかも伝わってきます。とはいえ一番大切なのはやはり人から人に伝える、伝わることです。機器がそろっていても授業で使われていなければ何もなりません。これから学校へお出かけの際、授業見学ができる場合の視点の参考になさってください。

教室スタッフ/K.S

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