すべては生徒のために

  • Vol. 696 : 2011/12/29

攻玉社中学校男子校

一期一会 攻玉社 すべては生徒のために

海軍兵学校の予備校的な存在でスタートした攻玉社。司馬遼太郎の「坂の上の雲」でも詳述されている、日露戦争で戦艦「朝日」の水雷長として従軍中戦死された広瀬武夫中佐もOBです。それもあり、今年のパンフレットも航海中であろう帆船の写真が表紙となっています▼以前は、選抜クラスで入学した生徒は、1年後の中2で早くもクラス替えを実施していました。2010年からクラス編成を仕組みを変えました。中1と中2の2年間は、クラス編成を習熟度別とはせず、中3と高1の2年間を選抜学級を各1クラス編成することにより、中高6年間のなかでなかだるみしがちな時期の引き締めをねらいました。そして、それまであった短大校舎のスペースも利用して、高2からは生徒の志望に合わせた6クラスから8クラスへと増やし、1クラス40人から30人へと、よりきめ細かな少人数クラス編成をすることで、希望する大学への接続をよりスムーズにするような体制となっています。また、中1から中3までの3年間は帰国子女のための国際学級が1クラスあり、遅くとも高1は選抜学級も含めたいずれかのクラスの一員となります▼この編成が完成したのは2011年したばかりです。ということは、この体制が確立する前に、東京大学の合格者が2010年には18名、2011年には14名と躍進しています。これから、さらに学びが充実していくであろう攻玉社から目が離せません。

教室スタッフ/吉村貫一郎

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