少し前の11月の話になりますが、茗荷谷駅から徒歩12分のところにある、
東京学芸大学附属竹早中学校の文化研究発表会(文化祭)の1日目に行ってきました。
高校は校地内にないため、中学生のみで行われる文化祭です。
幼稚園・小学校は校地内に所在しているため、小学校6年生がクラス単位で見学に来ていました。
展示はおもに、クラス単位で行われているのですが、
一見の価値があるのが、1・2年生の自由研究と、3年生の卒業研究です。
自分で教科を自由に選び、研究の成果が教室に展示されます。
教科は国数英理社だけでなく、保体 / 家庭 / 音楽 / 美術などさまざまです。
各教科の中で金賞・銀賞・銅賞が選ばれており、金賞作品は、本当によく調べてありました。
私が見ていておもしろかったものがいくつかありました。紹介してみましょう…
“国語「ライトノベルと小説の違い~書く視点から~」”という作品では、
一つの話を実際にライトノベル風と小説風で書いてみて違いを比べてありました。
“家庭「幼児教育において、大切なことは何なのか?」”という、
実際に幼児と触れ合ってみたり、保護者に話を聞いてみたりしてまとめられていました。
そういった力作が多々並んでいるんです。3年生の卒業研究では1年・2年やってきて、その集大成であるものや、3年続けて関係のあるものを行っていたものがありました。
そして、卒業研究で金賞受賞者の感想などがまとめられた冊子が、生徒会より毎年刊行されています。
生徒会の1年間の最後の仕事となるものらしいですが、大変おもしろく読ませてもらいました。
竹早生に学校の話を聞いてみました。
「学校全体が本当に仲が良いんです。いじめとかの話も私の学年では聞きません。とても楽しく竹早生活を送っています」(中学2年生)
「『小学校からの内進生と仲良くできるのか?』ってよく聞かれるんですけど、全然問題ありません」
(実際に近くにいた友だちに「内進生だっけ?」っと確認をしないとわからないくらいでした)
と、学校生活は非常に楽しいという言葉が多かったです。
ほかには、
「高校にあがるときにいろいろ考えます。このまま高校に進む人もいれば外に出る人もいます。
そろそろどちらにするか決定するので悩むこともあります」
そんな声が聞こえるのも、一つの特徴です。
学校の雰囲気がとっても良い学校でした。
教室スタッフ/K.M