子どものよき相談相手「チューター」

  • Vol. 404 : 2011/01/15

八雲学園中学校共学校

八雲学園には、中学校の3年間、チューター制というものがあります。

チューターというと、大学生が生徒に近い立場で存在し、相談や質問に応じてくれるようなイメージですが、八雲学園のチューターはちがいます。八雲学園のチューターはなんと先生が担当。科目担当・クラス担任の役割のほかに、先生一人あたり10~15人の生徒のチューターを担当しています。中2からは生徒がチューターになってほしい先生を選んでおり、多い先生だと20人ほどの生徒のチューターになっています。女子校ということもあり、とくに女性の先生への人気は高いとのこと。

さて、チューターへの相談は本当にさまざまです。科目ごとのわからないことや成績の相談はもちろん、クラス担任以外がチューターを務めるということもあり、クラス内での悩み、部活、家族の問題を相談する生徒もいるようです。

また中学を卒業すると、チューター制は終わりますが、それまでのチューターとの関わりが終わるわけではなく、高校進学後も進路選択や友人関係の相談を中学時のチューターにする生徒は多いようです。そうしたクラス担任以外の先生とのかかわりを中学時に意図的に作ることによって、高校進学後も多くの先生が生徒にかかわりやすい、生徒がクラス担任以外の先生に相談しやすい環境を作っています。

専門のスクールカウンセラーを置く代わりに、先生一人ひとりがクラス担任以外の子どもに主体的に関わっていくことで、生徒といっしょにクラス担任以外の先生も悩んでくれる、考えてくれる。

八雲には子どもが安心して通える環境が整っています。

教室スタッフ/I.H

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