努力によって身につける「使える英語」

  • Vol. 402 : 2011/01/13

大妻中学校女子校

大妻に行ってきました。大妻は創立から100年を超える伝統校。生徒たちは創立者・大妻コタカ先生の「恥を知れ」の言葉を自分の良心に問いかけながら、世の中や人のために役立つ人間となるべく、勉強に、行事に、部活動に努力しています。
 
大妻が力を注いでいることの一つに英語教育があります。キーワードは「ゆっくり着実にわかるまで」、そして「あせらず急がず基礎をしっかり」。小テストを毎時間実施したり、問題集のノートを提出させたりと、生徒一人ひとりに細やかに指導しています。苦手な子ほどていねいに面倒を見るようにしているそうです。また、ネイティブの先生による英会話の授業は、クラスを2分割して少人数で行っています。放課後に時間をとって、覚えきるまでとことんつき合うこともあるそうです。先生は、「わかった!!」をどんどん増やして、英語に抵抗感を持っている子どもたちの「肩こり」をほぐすのです、とおっしゃっていました。週に1回は教員ミーティングを設け、同じ学年をもっている先生同士が集まって話し合うそうです。ここで定着度合いを確認し、柔軟に対応していくとのこと。こんな背後でのサポートも心強いですね。
 
「恥を知れ」という校訓について、先生は「何が『恥』なのか知っている生徒を育てたい」とおっしゃっています。恥ずかしいのは、「できないこと」ではなく「がんばらないこと」。そして、「努力しないで楽な道をさがすこと」大妻の生徒たちは、毎日努力を積み重ねながら、使える英語を身につけています。

教室スタッフ/A

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