自分にとってよき師に出会える学校

  • Vol. 401 : 2011/01/12

駒場東邦中学校男子校

太平洋戦争が終わった直後の、希望がない時代。
「これからは頭脳の資源化」という方針のもとで教育活動を展開。当初からの目標として中高6年間一貫教育を目標とし昭和46年には完全一貫体制を確立。最近ではめずらしくないこのシステムは駒場東邦ではこのころから行っていました。

現在では40名6クラスの240名体制。50年にわたり練り上げてきた中高一貫教育。システムと名前を真似することは可能ですが、改良、改善をくわえ続けてきた男子校での中高一貫教育の歴史は50年にも及びまず。他校で同じことを行うことは、まず無理だと思います。

駒場東邦の職員室は中高一緒です。中学の過程も高校の過程も同じ場所に行けば質問をすることができます。6年間かけてさまざまな先生と出会い、そのなかで「自分の師」と思える先生に出会うことができます。男の子は先生の背中を見て育ちます。熱く生徒たちを語る頼もしい先生方の瞳を見ていると、このような学校で育つ生徒たちがうらやましくも思います。

生徒たちだけではありません。PTA活動に参加する保護者も多く、バス旅行の企画では200名を超える参加者がバス7台で軽井沢に行ったりもするそうです。先生、保護者、本人の三位一体となった学校での6年間。生徒たち一人ひとりにとって人生の財産になるに違いありません。

教室スタッフ/K.S

ページTOPへ