パンフレット

  • Vol. 398 : 2011/01/09

白百合学園中学校女子校

如是我聞。
白百合学園にうかがいました。「大人しく・まじめ・おしとやか」が一般的なイメージかもしれないが、実際は「明るく・素直で・のびのび」としています。担任の副担任の2人でクラスを担当し、小学校からの内進生とはすぐに溶け込んでいます▼そのパンフレットにつくられたポケットには「ミニガイドブック」がしのばせてあります。生徒自身によって作成された受験生へ向けてのプレゼントです。先生はタッチせず、生徒会で作り上げるそうです。いつも見慣れているそれは、先生をはじめとする「大人」からですが、当然のようにすべて「生徒」からの視点で表現されています▼1925年の制定というので85年も変わらない制服を紹介するページには、軽くて着やすい制服ですが、そのとてつもない重みを感じ、自覚を持って着こなしているのでしょう。もちろん、学校では学習服と呼ばれるブラウスかタブリエと呼ばれるスモッグに着替えるところも紹介されています。1日の生活も簡潔に紹介され、これから受験を考えている女の子にとってはうれしい内容になっています▼英語や仏語はもちろん理科教育にも力を入れており、大学は理工・医薬獣医系へも進学しています。いわゆるMARCHと呼ばれる学校については、明治・中央・法政への進学者は極端に少なく、立教と青山に集中しているところが、白百合というスクールカラーをわかりやすく示しているように感じます。

教室スタッフ/堀部安兵衛

ページTOPへ