新しい歩み

  • Vol. 143 : 2010/05/26

宝仙学園中学校共学部「理数インター」共学校

今回は天声人語風にご紹介させていただきます。

中野の名刹、流行りの言葉で表現するとパワースポットの宝仙寺により宝仙女子が創設されて82年。そこにまったく新しい共学部が「理数インター」として開校して4年目を迎えました。▼名前の「理数インター」とは柱としている理数的思考力とコミュニケーション能力を意味しています。そして結果として東大・医学部・それ以上に卒業生の20%以上の合格をマニュフェストとして掲げ、その実現のために初年度は週44時間でスタートし今でも37時間もある授業時間数のほか、面積が最大でも35人までの教室、週に3日7限目に個別指導時間を設けるなど、いわゆる面倒見がよい学校として認知されています▼生徒さんはさぞや学習で忙しいのかなと思いきや、80%以上が入部するクラブ活動も盛んで、週3日の活動日を有効に使っています。生徒が登下校時に校門で必ず一礼をして通る姿は、礼儀正しさを感じます▼その「あいさつ」には、声に出して、相手を見て、相手より先にあいさつすることを三原則としてご指導されているとの事です。仏教系の学校らしく「縁起」、つまり「必ず全てがつながっている」ということを具体的に行動として表現したこととして「あいさつ」があります。私も襟を正して「あいさつ」の大切さを改めて感じました。そんな宝仙学園で82年続いた女子部は来年2011年入試より募集停止となります。宝仙理数インターの新しい歩みがまた始まろうとしています。

教室スタッフ/堀部安兵衛

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