栄光学園の校門を抜け、全体パンフレットをもらった後、まず目に飛び込んできたのは黒山の人だかり。ステージは別のところにあるし、一見、何もないはずの外の空きスペースに何で集まっているのだろうと目いっぱい背伸びをして、人々の視線の中心をたどっていくと、そこにはなんとなわとびが2本・・・。
みなさまはダブルダッチというなわとびを使ったスポーツをご存じでしょうか? 2本のなわとびを高速で跳んだり、なわとびの輪のなかで回転をしたりするアクロバティックなパフォーマンスで、世界大会もあるほどのスポーツです。このなわとびを使ったアクロバティックな妙技は、教室では表現するのに狭すぎるし、ステージの上では観客との距離ができてしまう。天井のない青空の下、観客と同じ高さで行うからこそダブルダッチをする栄光生のテンションとそれを見る観客のテンションが徐々にあがり、双方がその場を作っているのだと感じました。
この場所に別の時間に行くと今度はジャグリング。大道芸顔負けのジャグリングもダブルダッチ同様、その場を表現者と観客で作り上げていくパフォーマンスです。これにも多くの観客が取り囲み、声援をあげていました。
栄光祭実行委員長いわく、「今年の栄光祭のテーマはDIVE。それも水しぶきをあげないように着水する高飛び込みではなく、あえて高く激しく水しぶきをあげるDIVEを来場者とも作りたい」
学校のなかをどこも表現の場にし、来場者を一瞬でもあきさせないといった栄光生の姿勢はまさにこのDIVEを具現化したものといえそうです。学校のどこにいっても栄光生のエネルギーを感じた一日でした。
教室スタッフ/H