経堂駅から徒歩で約10分。静かな住宅街を歩くと「鴎友学園」と書かれた校門と出会えます。最初は「どこで曲がるといいのだろう」と迷ってしまいましたが、決まった道じゃなくても、方向さえ気をつければ到着できそうです。少し慣れれば、ちょっとしたお散歩気分で通学できるな、と感じました。
さて、昼休みに学校見学をさせていただきましたが、ある1室でダンスの練習をしているグループを見かけました。3人くらいで動きのあったダンスをしているのです。エアロビクスのようなイメージを持っていただければ近いでしょう。それだけ激しい動きです。
鴎友学園女子では、伝統として「リトミック」というリズム体操のようなカリキュラムが行われています。
「体操」という言葉だけでは伝わりにくいかもしれませんが、一定の音を聞きながら、体全体を動かしていくのです。
立ち止まった状態で個人で行う段階から、歩きながら行う、全体演技として運動会であわせて行う…のように、学年が進むと複雑な動きと統一性も求められていきます。
動きのなかで、だんだんと他者にも目を向けていくこと。学校の理念にある自己と他者のかかわりが、ここにも表れていそうです。
ビデオで様子を見せていただきましたが、ダンスの動きにすごみを感じるのもうなずけます。
リトミックに限らず、園芸・書道・班での校外見学・ディベート・創作ダンスの発表などなど、多くの行事がある学校です。
「一人ひとりにスポットライトをあてたい」の言葉を、学校全体で実践しようとしているのだな、と思いました。
教室スタッフ/0